Lomo’Instant Square(ロモ・インスタント)は、撮ってすぐにフィルムの写真が出てくるインスタントカメラです。
スマホ内蔵カメラやデジカメが当たり前の時代に、あえてアナログなことをするのもおもしろいじゃないか、というコンセプトです。
使い方
今回の開発元のLomographyは、過去にもKickstarterにプロジェクトを載せています。
あえて画面をぼかしてとることができる、一眼レフカメラ用のレンズPetzval 58というものがありました。
また波紋が広がったような特殊効果をとることができる、Daguerreotype(ダケレオタイプ・レンズ)というものもありました。
さらにインスタントカメラもありました。今回のものとは別物です。
これらを含め、Lomographyは過去に7つもプロジェクトをKickstarterに載せています。いずれもアナログ的な要素の入ったカメラグッズばかりです。
そして今回Lomographyが作ったのが、Lomo’Instant Square(ロモ・インスタント・スクウェア)です。富士フイルムのチェキ用フィルム(Instax)を使って撮るカメラです。インスタントカメラなので、撮ってすぐにフィルムの写真が出てきます。
しかし今の時代、ポケットの中に入れたスマホだけでも簡単に写真が取れてしまいます。持ち運べるプリンターすらあるので、その気になればスマホで撮った写真をその場で印刷することもできます。
それでもあえて、フィルムに印刷するアナログの写真を撮るぞ、というわけです。
しかしただ写真を撮るだけならおもしろくありません。それならデジタルのほうがいいでしょう。そこでLomo’Instant Squareは、あえて変わった撮り方ができるようになっています。
多重露出モードにすると、同じフィルムに複数回撮影することができます。重なったような写真を撮ることができます。
撮れる写真自体ももちろんアナログテイストです。スケボーでバンクをすべてっている場面をLomo’Instant Squareでとると・・
レトロな感じの写真が出来上がりました。(さきほどと全く同じ場面ではありません) ピントがきっちりあっていませんが、そこも持ち味でしょうか。
東京タワーの入った景色をとると・・
こんな感じに仕上がりました。
前面の部分は開いて、前に伸びるようになっています。
展開した状態がこちら。なおピントはマニュアルです。どこにピントを合わせるか自由に変えられるように、あえてオートフォーカスは積んでないとのことです。例えば背景に合わせるとか、少しピントをボカすとかだと思います。
シャッタースピード、絞りなどは自動モードと手動モードが用意されています。
アナログテイストを重視したカメラですが、リモコンシャッターというような機能もあります。セルフタイマー、フラッシュもついています。シャッタースピードもそうですが、何もかもまったくアナログだと面倒です。アナログとデジタルのいいとこどりをしている感じでしょうか。
使用するフィルムは、正方形フィルムのinstax SQUAREです。オプションを取り付けることで、長方形のinstax miniフィルムを使うこともできます。
まとめ
お値段は$139+$25で、$164(約18,400円)です。リモコンシャッター、カラーフィルターなどのセットです。
2017/9/30まで支援受付中です。
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