USBコネクタやSIMスロットすらない、ホールレスのスマホがIndiegogoに登場 | Meizu zero(メイズゼロ)

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Meizu zeroは、コネクタ類のポートが全くないスマートフォンです。

使い方

中国のスマートフォンメーカーであるMeizuが、穴が開いていないスマートフォン「Meizu zero」を作り、クラウドファンディングサイトIndiegogoで支援募集をしています。
厳密には全く空いていないわけではなく、リセットボタンやマイクの穴はあります。しかしそれ以外のUSBコネクタなどは一切ありません
スマホでは通常、音量ボタンや電源があります。「ホールレス」をうたうMeizu zeroは、それらのボタンもありません。では音量の調整は全部アプリ内で行うのか…というと、そうではありません。
実は見えないながらも、Meizu zeroの側面がボタンになっています。側面を触ることで電源オンとボリュームが変更できるようになっています。
ただし突起が全くないので、そのままだと押せたかどうかがわかりません。そこでボタンを押せた場合には振動が起きて、ユーザーが分かるようになっています。
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Meizu zeroには充電用のUSBポートがありません。充電はワイヤレスで行います。充電台の上に置くと、スマートフォンにケーブルをつながなくても充電してくれます。
充電にはSuper mChargeという独自方式を使用しており、18Wの給電能力があるとのことです。Qi充電が急速充電でも10W付近ということを考えると、かなり大きな値です。
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充電はワイヤレスだが、データのやり取りはどうするのか? 普通ならUSBケーブルでPCなどとやりとりができます。
Meizu zeroはUSBもワイヤレス化しており、ケーブルなしでデータのやり取りを行います。さらに本体とは別のチップとOSを積んでいます。ファームウェアの問題でAndroidが起動不可能になった場合でも、このワイヤレスUSB経由で復旧できる可能性があるとのことです。
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スマートフォンについているその他の穴には、スピーカーもあります。通常ならば音を出すための穴が必要です。
Meizu zeroでは、画面を振動させることによって音を出しています。これによりスピーカーの穴をなくしています。ただしごく小さなマイク用の穴はあります。
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スマートフォンを使うには、電話回線の契約情報を書き込んだSIMカードを刺します。この出し入れのためのスリットも穴の一種です。Meizu zeroはこれも排しています。
Meizu zeroはeSIMのみに対応しています。通常のSIMカードは使えません。eSIMは本体に埋め込まれたSIMカードで、書き換えが可能です。契約情報をeSIMに書き込むことで回線を使用することができます。
ただしすべての電話会社でeSIMに対応しているわけではありません。便利なのでこれから使える会社が増えてくるでしょうが、今のところは限定されています。
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最近のスマートフォンについているのが指紋認証です。Meizu zeroにはボタンがありません。指紋認証はどうするのか。
これはタッチスクリーンに触れることで指紋を読み取り、認証してくれる機能を搭載しています。通常のタッチスクリーンでは押したかどうかしかわかりませんが、Meizu zeroでは指紋読み取り機能がついています。タッチスクリーンの特定の場所の実かどうかは不明です。
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これらホールレス機構もあり、IP68となっています。防水等級8は「継続的に水没しても内部に浸水することがない」という規定です。
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まとめ

このようなホールレスが今後も残るのか、それとも一時的なものですたれてしまうのかは不明です。例えばUSBケーブルをさせないと不便なこともあるでしょう。
お値段は$1299(約141,400円)です。送料は無料です。
日本の技適マークはありません。
2019/3/1まで支援受付中です。
https://www.indiegogo.com/projects/meizu-zero-world-s-first-holeless-phone/x/8276897#/

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