この記事はガジェ獣 Advent Calendar 2017の7日目です。
初めて見られる方もいると思いますので簡単に自己紹介しますと、当サイトではKickstarterやIndiegogoなどに載っているおもしろいガジェットなどを毎日紹介しています。
ガジェ獣アドベントカレンダーということで、今年筆者がクラウドファンディングで手に入れたガジェットを紹介しようかと最初思いました。例えばエアコンを遠隔操作するNature Remoは、実際に使ってみるととても快適でした。真夏と真冬にとても役立ちます。
しかしそもそも、クラウドファンディングのプロジェクトってどんなものがあるの?という方もいると思います。
そこで2017年にクラウドファンディングであった面白いプロジェクトをピックアップして紹介します。クラウドファンディングってこんな面白い(変な)プロジェクトがあるのか、ということを知ってもらえれば幸いです。
2017年クラウドファンディングで見つけたおもしろいプロジェクト
Volterman(ヴォルターマン)は、カメラを内蔵した財布です。財布なのにカメラを内蔵しているというしろものです。
なんでそんなことをするのか? 財布を盗んだ輩がいたとして、その人物が財布を開けるとします。その瞬間を激写して、盗んだのはお前だ!というのを特定するのが目的です。ただそううまくいくかどうかは謎ですが‥。死角も多そうです。
Aire(エア)は防犯用の監視ドローンです。しかし普通のドローンと違うのは、室内専用というところです。固定の監視カメラと違い、Aireなら家の中を動き回れるので死角がないぞ、というところが特徴です。
室内での使用を考慮して、プロペラが簡単に触れない内側に配置されているなど、いろいろ工夫されています。ただ、固定の監視カメラでも複数置けば死角は解消のでは・・・という気もします。
POWERUP DART(パワーアップダート)は、自分で負った紙飛行機を、プロペラ飛行機に変えてしまうグッズです。さらにスマホアプリから操縦して、宙返りや錐もみというアクロバット飛行まで行えてしまいます。
前のバージョンはカメラを搭載していましたが、今回はアクロバットに特化したためかカメラが削除されました。紙飛行機ゆえに、軽量化しないと翼が耐え切れなさそうです。
OculusなどのVRゴーグルがもたらす視覚効果はすごいです。しかし触覚はありません。ZephVR(これでゼファーと読みます)は、VRゴーグルとともに使って、風を感じることができるというグッズです。それも顔に。
単にファンを付けただけかというとそうではなく、実は音に反応してファンを動かすという仕組みになっています。このおかげで対応ソフトを選ばない、というところが大きな工夫点です。
STEER(スティーア)は、運転中に居眠りをしたときに教えてくれるグッズです。ただし、電撃です。なんともすごい自虐グッズ・・いや眠らなければいいんですが。
眠ったら即電撃というわけではなく、段階が分かれています。どうしても運転者が起きなかったら最後の手段として電撃を実行するというわけです。
Hushme(ハッシュミー)は、電話するときに声を聞かれないようにするグッズです。しかしその方法が・・・なんと口の周りをすっぽり覆ってしまうというものなんです。SF映画か何かみたいですが・・。
確かにこれなら聞こえないでしょうが、勇気がいりすぎです。ある意味、とても使用難易度もの高いガジェットです。罰ゲーム感がすごいです。
Fuze Card(フューズカード)は、複数のクレジットカードをこのカード1枚に集約するというグッズです。
クレジットカードの磁気ストライプを読み取り、Fuze Cardがそれらを再現するという方法です。動的に再現するので、複数のカードを切り替えられるようになっています。
ただしこれは、技術的な難易度が高いです。店によっては認識できないということが起きると、結局全部のカードを持ち歩く必要がでてきます。
NichePhone-Sは、重さわずか38g、高さ9cmという携帯電話です。
これはご存知の方も多いのではないでしょうか。日本発のプロジェクトで、日本のクラウドファンディングサイトMakuakeに登場したプロジェクトです。NichePhone-Sはスマホではなく、携帯電話です。
一方でAndroidを使った小型スマホもありました。こちらはKickstarterに登場したプロジェクトです。画面サイズはわずか2.45インチです。
クラウドファンディングのプロジェクトは、今回紹介したような財布にカメラや電気ショックなどの突飛なものばかりではなく、鍋といった実用的な日用品などもたくさんあります。
本当にいろいろなプロジェクトがあり、ガジェットが好きな人にとってはとても刺激的な場だと思います。
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