顔で風を感じろ。仮想空間を体感できるVRゴーグルのオプション | ZephVR(ゼファー)

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ZephVR(ゼファー)は、VRゴーグルに取り付けるオプション機器です。顔で風を感じるというグッズです。
ソフトの互換性がうまく考慮されており、ただ単にファンを取り付けた、というわけではないです。

使い方

下の写真で紫色の線で囲われている部分が、ZephVRです。Oculus RiftやPlayStation VRといった市販のVRゴーグルに取り付けて使います。
製品名はZephVRと書いて「ゼファー」と読みます。zephyr(そよ風)という英単語のもじりのようです。
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手持ちのゴーグルに取り付けたあと、ゴーグルをかぶります。
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ZephVRは一言でいえば、送風機です。「そよ風」という製品名の通り、コンピューター内の状況に応じて顔にやさしく風を送ってくれます。
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例えばバーチャルリアリティの空間内で空を飛ぶようなことをしていると・・
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頬で風を感じることができるという仕組みです。現実のスカイダイビングのように全身で風を感じるわけではありませんが、それでもより五感に訴えるものになっているかもしれません。
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体験系のゲームだけでなく、ホラーアクションなどでも使うことができます。
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ZephVRはOculus Rift、PlayStation VR、HTC Viveという異なる三つのVRゴーグルに対応しています。さらに特定のソフトにだけ対応しているのではなく、汎用的にいろいろなソフトで動くようになっています。
新しい機器が出てきたときにいつも問題になるのが、対応ソフトです。ゲーム機にしろ4Kテレビにしろ、対応するソフトがなければ意味がありません。ZephVRはここがうまくできています。
ZephVRは音に反応して送風ファンが回転するようになっています。音を入力源としているため、何か音が出るソフトであればとりあえず動作するという仕組みです。
下の画像は、デモのために通常モニターにZephVRを取り付けたところです。ソフトはWindlandsという、OculusとHTC Viveに対応したゲームです。この状態ではまだファンが止まっています。
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ゲーム内の音に反応してファンが回り始めました。これは単に音量に反応しているのではなく、機械学習を使ってゲーム内の音のパターンを認識し、それに応じてファンを動かしていているとのことです。
開発元はあらかじめゲームをプレイし、どの場面でファンを動かすかを手動で決めます。次に機械学習で、ゲーム内の音と、手動で決めたファンの回転の対応関係を学習させます。周波数成分に分解して、何らかの方法で時間変化も加味している、というところでしょうか。
対応関係を学習させたら、あとはゲーム内で流れた音からファンの回転量を、先ほどの対応関係を使って決めて動かすという仕組みです。
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もちろんこの方法も完璧ではなく、未知の音のパターンがあったり、似たような音で違う場面があれば失敗します。例えばガラス窓ごしに吹雪が吹いている場面があったとして、これを単に吹雪と認識してZephVRのファンを回すとおかしいです。窓越しなので風は顔に当たらないはずです。
この点に関しては、新しいゲームが出たらアルゴリズムを開発元の方で更新することで対応する、とのことです。
ただ画面表示と違って、多少風量に間違いがあっても我慢できそうではあります。
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まとめ

お値段は$75+送料$20で、$95(約10,800円)です。
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