家の外からエアコンをつけるNature Remo、使ったらとても便利だった

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Nature Remoとは

Nature Remoは、エアコンをスマホから操作できるようにするグッズです。エアコンを新規に設置することなく、かつエアコンを改造せずに使うことができます。つまり最小限の手間とお金で、スマホからのエアコン操作が実現できます。
スマホからエアコンを操作して何の得があるのか・・? というと、家に帰る前にクーラーや暖房をつけられるという点です。家に帰る前に部屋を涼しく、または暖かくできます。
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設置

Nature Remoの箱を開けると、中にNature Remo本体、壁に貼るための両面テープ、USBケーブル、USB電源アダプタが入っています。コンセントの形状は日米型など4種類に対応しており、ACアダプタのプラグ部分だけ差し替えられるようになっています。
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説明書は日本語と英語で書かれています。
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Nature Remo本体は、一辺7.5cmの四角い形をしています。これを壁などに貼り付けて使います。
電池動作ではなく、Micro USBで電源を供給します。そのため取り付けられる場所も、ケーブルが届く範囲である必要があります。コンセントが近くにない場所だとケーブルを延ばさないといけないため、取り付け場所はある程度選びます。
その代わり、電池切れを心配する必要はないです。一度設置したらあとはずっとそのままにできます。
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Nature Remoはリモコンの代わりに、赤外線を出してエアコンをコントロールします。必ずしもエアコンのそばに取り付けなくても、赤外線がエアコンに届く場所ならば使えます。
筆者はエアコンの反対側にある壁にはりつけました。Remoとエアコンの間がさえぎられていないので、これで動作します。普通のリモコンと同じように、間に障害物があって遮られていると動作しません。
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これで設置は完了です。Micro USBケーブルをつなげて壁に貼るだけなので非常に簡単です。

アプリからエアコンを操作する

次にアプリをインストールします。iOS版とAndroid版があります。筆者はAndroid版を使いました。
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Wifiを通してスマホからNature Remoにアクセスします。
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Wifiの接続設定をスマホからNature Remoに転送します。以後はNature RemoがWifiルーターに自力で接続してくれるので、スマホが家になくてもNature Remoを使うことができます。
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エアコンは機種によって赤外線の信号が異なります。そこでリモコンの機種をNature Remoに教えなくてはなりません。
やり方は簡単です。自分の持っているリモコンをRemoに向け、リモコンの電源ボタンを押すだけです。
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Remoが赤外線の信号を分析して、東芝のエアコンであることを認識しました。これで完了です。
確認のためにアプリの画面に表示されているスイッチをオンオフします。
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画面上でオンにしました。そうすると・・・
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実物のエアコンの電源もオンオフできました。うまく動きましたね。
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うまくいかなかった場合は手動でエアコンの機種を選ぶこともできます。東芝だけで10種類以上登録されています。ほかにエアコンを持っていないので試せませんが、日立や三菱などもあらかじめ登録されているのだと思います。
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エアコンの登録が終わると、アプリの画面からエアコンを操作できます。アプリには現在の室温、目標温度、クーラーと暖房の切り替え、風量、電源があります。筆者の環境では風量ボタンを押しても、AUTOから切り替わりませんでした。ただAUTOで特に不都合はないので、気になりません。
今のところ画面には表示されていませんが、湿度センサーもRemoに内蔵しているようです。
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試しに設定温度を下げてみると、エアコンがフル稼働して室温が下がりました。エアコンから離れた場所にRemoを置いているので、画面上のRemoのセンサーが感知している温度はあまり下がっていません。
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実際にはかなり冷えています。寒かったので元の設定に戻しました。
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クーラーモードだけでなく、暖房モードもあります。クーラーは割とすぐに冷えますが、エアコンの暖房はなかなか部屋が暖かくなりません。そこで家に帰る前に暖房を入れておくと効果的だと思います。今は夏なので暖房モードは試していませんが、冬になったらぜひとも使いたいです。
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アプリの機能は今のところこれだけです。今後の機能追加としてIFTTTとの連携が予定されています。これが実現すればタイマーでオンオフしたり、スマホの現在位置でオンオフすることができます。家に近づいたら自動でオン、家から出ると自動でエアコンオフ、ということができますね。

まとめ

家に帰る前に、スマホからエアコンをオンオフする。この目的が達成できたので、筆者としてはとても満足です。電車や車に乗る前にスマホから操作するだけなので、手間はかかりません。家にいるときは今まで通り通常のリモコンを使っています。
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リモコンの赤外線というのは曲者で、USBのように全メーカー統一の規格はありません。ある程度のパターンがありつつも、機種ごとに信号が違います。
Sensiboという同じ目的のグッズも持っていましたが、エアコンの機種の違いにより動作しませんでした。赤外線リモコンに代わってエアコンを操作するには、こういった難しさがあります。
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その難しさを考えると、Nature Remoが筆者のところですんなり動いたのは、とても素晴らしいことだと思います。Nature Remoの開発元が日本なので、日本メーカーのエアコンをカバーしやすかったという事情はあると思いますが。
Nature Remoは現在公式サイトで販売中です。
http://nature.global/remo-jp/

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