出る目は1か20か…平均値はそのままに、極端な目が出やすくなったHigh Variance Dice

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Dice by Wyrmwoodは、木や樹脂(プラスチック)など、様々な素材でできたサイコロです。
通常サイコロは、安いし転がしやすいので、プラスチック製のものが多いです。Dice by Wyrmwoodは樹脂製のものもありますが、木製の素材も選べます。
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PRIMEROSE CANDY GLASSという名前がついている、色が入り混じった模様のものもあります。
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Dice by Wyrmwoodは素材が珍しいだけではありません。オプションでHigh Variance Diceというものが選べるようになっています。
下の写真を見てください。20や1という数字が書いてあることから分かるとおり、20面サイコロです。1から20までの数字が出るはずです。
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ところがサイコロを少し回転させると…下の写真のように、もう一度20の数字が出てきました。一回転していないのにです。どういうことでしょうか。
それどころか、1の数字が二つ書いてあるのが見えています。もちろん普通の20面サイコロは、すべての数字が一回ずつしか出てきません。これはおかしいです。
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少し回転させると、またも20の数字が書いてあります。20が3回も出てきました。
普通に考えれば、これはイカサマサイコロです。漫画「カイジ」で4,5,6の目ばかりがでる456サイや、1しかでないカイジ特製手作りサイコロがでてきましたが、あれを彷彿とさせます。
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…なんですが、もちろんイカサマ用ではありません。というか、こんなサイコロ使ったらサマもなにも一瞬でばれます(笑)。だからそもそも使う意味がないです。
このHigh Variance Diceは、テーブルトークRPG(TRPG)用です。ボードゲームのように人間同士の会話で進めていくRPGです。
TRPGでは通常のサイコロを使いますが、特別な場面で場を盛り上げるために、このサイコロを使うというのが用途です。このサイコロは高い目も出やすいですが、その代わり1といった低い目もでやすくなっています。(下の画像) 成功するか失敗するか両極端なハイリスクサイコロなんです。
それでいてサイコロの目の平均値は変わりません。ゲームシステムを大きく変えずに、出る目のばらつきを上げるため、High Variance Diceという名前になっています。

High Variance Diceは、ゲーム開始前にゲームマスターも含めて参加者全員の合意を取ったうえで使います。
どういう場面で使うかは遊ぶ人次第ですが、例えばラスボスとの対決で、あと一撃でプレイヤーが全滅するか、あるいは倒して生存できるかどうかが決まる。そんなすべてがかかった場面で、この極端なサイコロを振って場を盛り上げる、というわけです。
このサイコロを振れば、うまくいけば大ダメージを与えてボスを葬り去り、パーティーは生存できるかもしれません。その代わり極端な目が出るこのダイス…1も出やすいので不発で終わるかもしれません。
こういうルールの小幅修正が効くのはTRPGならではですね。
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まとめ

お値段は、単純な樹脂製のサイコロ7個のセットが$10+送料18で、$28(約3,000円)です。
High Varianceはオプションになり、樹脂7個セットの場合は+$2です。
2020/5/14まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/wyrmwood/dice-by-wyrmwood

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