Catapult Kit(カタパルトキット)は、机の上で使える投石機です。古代の兵器が、デスクトップトイとして復活しました。
使い方
古代ギリシャやローマ帝国から中世において、壁のうしろに立てこもる相手に対して攻城兵器が使われてきました。そうした攻城兵器の中の代表的なものが投石機です。名前の通り石を放り投げて、力技で攻撃するという手段です。投石機以外にも土手を作って壁そのものを乗り越える、といった手段も古代ローマでは使われました。
その投石機を再現したのがこちら・・なんですが、本来は無味乾燥な兵器のはずが、なにやら雰囲気が違います。
何やら妙にかわいらしい感じがします。というのもこれは、ミニチュアサイズの投石機なんです。指先サイズのアサルトライフルもそうですが、小さくなると愛くるしく(?)なります。
種類が違いますが、実物大模型はこんな感じです。かわいくありません。当たり前ですが・・・。
今回のものは自分で組み立てるキットです。木と金属の金具のみで組み立てます。実物通り糊は使いません。
フレームを組み立てて、車輪にピンを通し、フレームに打ち付けます。投石機の手作りとはなかなか普段しない作業ですね。まあするわけもありませんが・・。
車体を組み立ててだいぶん完成に近づきました。
ロープを束ねてぐるぐる巻きにして、シャーシの横から通します。実物通り、これが動力源です。
石を投げるスプーンを取り付け、後ろに引っ張ります。これで投石のエネルギー充填完了です。さきほどのロープがぎりぎりと巻かれている状態です。
弾としてパチンコ玉をスプーン部分に載せました。留め金がついているので、まだ発射されません。
留め金を外すとすごい勢いで弾が飛んでいきました。
使う弾と軌道の関係がこちら。弾道学ですね。パチンコ玉やキャンディーは最大出力で約10.9m以上飛ぶとのことです。
作者のジョセフさんは2017年4月にも、別のタイプの投石機を作っていました。トレビュシェットと呼ばれるタイプです。一方で今回のものはオナガーと呼ばれる種類です。
https://www.kickstarter.com/projects/trebuchet/trebbers-build-the-most-awesome-trebuchet
別の方が2015年10月にも投石機を作っていました。こちらはいにしえのデザインを再現することよりも、手軽に飛ばして遊ぶというようなコンセプトです。工事用のクレーンみたいなデザインになっています。
https://www.kickstarterfan.com/archives/11382
まとめ
お値段は$35(約3,900円)です。日本への発送は現状行っていません。
2017/1/18まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/trebuchet/catapult-kits-the-ultimate-desktop-toy#
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