
AKITA(アキタ)は、家庭用防犯カメラなどが外部から不正アクセスされないように見張る、セキュリティ装置です。
使い方
近年サイバー攻撃の脅威がとても高くなっています。webサイトでの情報漏洩であったり、国対国レベルのサイバー攻撃であったり、あるいはNSAのような国家対国民のようなものすらあります。今やサイバー攻撃は、ニュースで頻繁に登場するトピックです。

その一方で、住宅内に置くデジタル機器で、なおかつインターネットに接続する機器というのも増えてきています。代表的なものはスマホから見られる防犯カメラですが、他にもスマートスピーカーなどもあります。

しかしそこで問題になるのがサイバーセキュリティです。もしもですが、家のWifiルーターを通して不正アクセスされてしまうと・・

防犯用であったはずのカメラが、盗撮用のカメラになってしまいます。カメラの置き場所によっては由々しき事態になります。

誰も見てないだろうと思ってふざけていた場面が、実は見られていたりするとたまりません。

今は、インターネットに接続する住宅の空調管理システムというのもあります。日本では使えませんが、Alphabet(Google)が買収したNestなどです。

これに不正アクセスされると、家に人がいるのかどうかわかってしまいます。窃盗団からすると有益な情報でしょう。

あるいはスマートスピーカーもインターネットに接続します。

スマートスピーカーはマイクを搭載しているので「6時にディナーだけど、本当に来るよね?」といった電話が盗聴されてしまいました。この例ではまだましですが、置き場所によっては不正アクセスされてしまうと大問題です。

こういった懸念に対策するために生み出されたのが、Akitaです。家庭用のサイバーセキュリティ対策装置です。家庭版UTMといったところでしょうか。
Akitaという製品名は、秋田犬からきています。番犬のように見張るという意味です。
日本語の場合、「アキタ」だけでは地名になるのでおかしいです。例えば博多ラーメンのことを博多というと、なにを指しているのか意味不明です。ただ英語などにはアキタという言葉がないので、紛らわしくないようです。

AkitaはWifiルーターのLANポートに接続して使います。外部回線とルーターの間に挟むのではなく、ルーターにぶら下がる機器になります。ルーターに接続するパソコンが一つ増える、というような感じです。

Akitaは、Wifiで飛び交っているパケットを解析して、不正アクセスが行われているかどうか調べます。静的ファイアウォールのように特定のポートのみ通す通さないというものではなく、パケットの中身を調べて不正アクセスの可能性があるかどうかということを調べます。

もし不審な通信が発見されたとします。

実は設置していた監視カメラが不正アクセスされていて、のぞかれていた・・。

Akitaが不正悪背を検知すると、スマートフォンのアプリに通知してくれます。

「な、なんてこった・・」

しかしAkitaは不正アクセスを検知すると、自動でWifiルーターからデジタル機器を遮断してくれます。

被害が拡大する前に、最小限の損害で済ませよう、という仕組みです。

オプションで技術的質問に答えてくれるサービスもあります。こちらは月額課金制です。Akita自体は月額課金なしで動作します。

まとめ
お値段は$89+送料$10で、$99(約11,100円)です。
2018/1/14まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/akita/akita-instant-privacy-for-smart-homes



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