薬の飲み忘れを防ぐグッズが、Indiegogoの特別キャンペーンで830万円獲得 | Elliegrid

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Elliegridというグッズが、Indiegogoの資金提供キャンペーンで約830万円(75,000ドル)獲得しました。830万円というと少なく思えますが、縛りなしの資金提供なので実際にはいい話です。

Elliegridとは

Elliegrid(エリーグリッド)という、薬の飲み忘れを防止するグッズがあります。2016年11月、Indiegogoに掲載されていました。
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Elliegridは薬箱になっています。このケースの中に薬を入れておきます。グリッドという名前の通り、ケースの中は升目に分かれています。
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薬を飲むべきタイミングになると、ケースの上の部分が光って、どれを何錠飲めばいいのか教えてくれます。
なぜわざわざそんなものが必要なのかと、疑問に思われるかもしれません。しかし飲む薬が2種類以上になると、どの薬をすでに飲んだか、飲んでないのかが混乱しがちです。同じ薬を2回飲んでしまったり、もう飲んだと思って飲み忘れたりすることが起こります。
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Elliegridの開発のきっかけは、CEOであるMatamorosさんの祖父でした(下の写真はCEO)。Matamorosさんの祖父は、処方された薬を3日間飲んでいなかったため、具合が悪くなってしまいました。この問題を解決しようとして生まれたのが、Elliegridです。
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最終的に約810万円集まり、目標額を突破して期限を迎えました。

ARROWの資金提供キャンペーン

このElliegridが、ARROWとIndiegogoが行っている資金提供キャンペーンに選ばれました。
ARROWはアメリカにある電子部品の販売会社です。Indiegogoの有望なプロジェクトに対して、無償でお金を提供するというキャンペーンを行っています。
過去に選ばれたものには、作曲用にコードを簡単に弾けるキーボードがあります。


水質汚染を測定するグッズもありました。
開発のきっかけは水道汚染。水質測定グッズがARROWから865万円獲得した
WaterBotという水質を測定するグッズが、2016年Indiegogoに掲載されていました。このプロジェクトがARROWの資金提供キャンペーンで選ばれて、75,000ドル(約865万円)獲得しました。 865万円というと少額に見えます。...

そして今回選ばれたのが、今回のElliegridです。金額は約830万円(75,000ドル)です。Indiegogoで期限内に集めたお金が約810万円ですから、それより多いです。
Indiegogoブログ(英語)
https://go.indiegogo.com/blog/2017/04/arrow-elliegrid-flash-funds.html
またARROWによるアドバイスも受けており、部品の選定や量産プロセスについて大変助かったと、Elliegridの開発元は言っています。

まとめ

基本的にはプラットフォームに徹するKickstarterに対して、Indiegogoはこういった積極的な介入を時々行っています。両者の違いが面白い形で表れているのではないでしょうか。
ARROWの資金提供キャンペーンはまだ続いています。選ばれたプロジェクトはなるほど、と思うものが多いです。次は何が選ばれるのか楽しみに思います。

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