OTTOLOCK(オットーロック)は、ポケットに入って手軽に運べるベルト状の自転車ロックです。重さ115gと軽量です。
使い方
自転車に乗るときに欠かせないのがロックです。ママチャリでは内蔵のものでも構いませんが、ある程度以上高い自転車は別途ロックが必要です。ないと盗まれます。
しかしワイヤーロックでは強度不足です。簡単に切断されてしまいます。
これはもちろんごく当たり前の話で、その対策としてあるのがU字ロックです。しかし重くてかさばるという欠点があります。画像出典: Wikipedia
そこで開発元が作ったのが、OTTOLOCKです。
OTTOLOCKはベルト状のロックです。巻いておけるのでU字ロックと比べて持ち運びが楽、かつ軽いというメリットがあります。
例えばサドルの下のポーチに収納したり・・・
ウェアの背面ポケットに収納したりできます。
ロック方式は3桁のナンバーロックです。金属の手すりなど、動かせないものに巻き付けて固定します。
固定するとこんな感じになります。
ベルト状ながら、簡単にはきれい内容になっています。普通のニッパー程度で切れていては意味が無いので、これは当たり前ですが・・
両手で使う大型の工具を使ってみます。
かなり大きな工具ですが、これでもやはり切れません。
OTTOLOCKは外側プラスチックですが、中は多層のステンレス鋼とケブラー繊維で強化されています。
ではこれがあればU字ロックは不要かというと、そうではないです。開発元が用意した比較表では、重さは115gと圧倒的に軽いが、盗難に対する安全性はU字ロックの方が上(security levelの列)だと自ら宣言しています。
開発元は、そもそも破れないロックというのは存在しないと述べています。またその上で、OTTOLOCKは盗難の多い場所に一晩中置いておくという用途は最初から想定していない、とのことです。
これはもっともな話です。極端な例をあげると、人気の無い場所で一晩いじれる状況なら、電動のこぎりで切断されてしまいます。これはどうしようもありません。夜は屋内などに置いておくべき、という話ですね。
また電動のこぎりや糸のこぎりを使えば、OTTOLOCKは数分で切断されてしまう、とも述べています。この点U字ロックの方が太いので、切断により時間がかかる。その分U字の方が安全だ、先ほどの表はそういう意味だと思います。ずっとのこぎりで作業している人がいたら明らかに不審ですね。
OTTOLOCKで施錠するときは、極力隙間のないように巻き付けておく方がよいとのことです。工具を挟む隙間が減り、ロックを破壊するのにより手間取るためです。
また柔軟性を活かして、自転車以外のものもロックして使うこともできます。
まとめ
お値段は$49+送料$33で、$82(約8,400円)です。
2016/10/12まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/ottolock/ottolocktm-the-go-anywhere-cinch-lock-for-bikes-an
コメント
数分とかからず開けられる3桁のダイアルロックで全てが台無し
なんでキーロックじゃないのか
確かにそうですね。プロジェクトのページを見るとそういう要望が寄せられたようで、4桁版も計画中とのことです。キーロック版も(採算が合うぐらいの)需要があれば作るとのこと。