Rubbee X(ラビーX)は、通常の自転車を電動アシスト自転車に変えるキットです。
使い方
このテーブルに置いてある横長の物体がRubbee Xです。これを自転車に取り付けることで電動アシスト化するというものです。
Rubbee Xは自転車の後輪の真上に取り付けます。自転車のパイプフレームにあらかじめアダプターを付けておき、そこに固定します。
自転車をこぐのに合わせてRubbee Xのローラーが回り、それによって後輪の回転に力が加わるという仕組みです。
アダプターはフレームに巻き付けるように固定します。一度アダプターをとりつければ、そこにRubbee Xをつなげるのは1秒とのことです。
ペダルのクランク部分にはセンサーを取り付けます。これによりペダルの回転数を検知して、自動的に電動アシストを発動させるようになっています。
ただし日本の道路交通法ではアシストしてよい割合が速度に応じて決まっており、それらの条件を満たさないと原付扱いになります。
通常の電動アシスト自転車と違い、Rubbee Xはローラーを後輪に押し当てています。ここが難しいところで、ローラーを押させる力が軽すぎるとモーターの力がタイヤに伝わらず、ペダルが軽くなりません。しかし押さえつけすぎると今度は抵抗を生んでしまいます。
そのためRubbee Xでは、空気圧でローラーをタイヤに押し付け、ちょうどいいぐらいの強さになるようにしています。
また雪などでタイヤがスリップして空転した場合は、自動検知するとのことです。
Rubbee Xは取り外せるようになっています。取り外して持ち運び、家で充電することができます。
バッテリーはRubbee X本体部分に内蔵しています。電力回生ブレーキを搭載しており、下り坂で発電してバッテリーを充電することができます。
アシストの設定などは専用アプリで変えられるようになっています。電力回生ブレーキを使うかどうかなども設定できます。
背面部分はブレーキランプになっており、減速時に点灯します。ウインカーも兼ねており、曲がるときに自動的に向きを表示します。
今回のRubbee Xは、Rubbeeというプロジェクトが起源になっています。Rubbeeは2013年Kickstarterに登場したプロジェクトです。今回のRubbee Xはその改良版です。
Rubbee Xを作るにあたって、今までの経験をすべて盛り込んで、モーターやバッテリーなど基本的なところから見直したとのことです。
人力の自転車を電動化する試みは他にもあります。例えば前輪をホイールごと置き換えるUrbanXです。
ペダル付近に取り付けるものもありました。こちらはRubbee Xと近い方式です。
最初から電動アシストとして設計されている自転車や、タイヤをホイールごと置き換える場合と比べると、Rubbee Xのような後付け方式は技術的に難しいです。自転車と言ってもいろいろなものがありますし、動力を伝えるローラーをうまくタイヤに押し付けなくてはいけません。
Rubbee Xの開発元もいろいろと苦労しており、2013年の初代バージョンではユーザーからうまくいかないといった苦情が寄せられました。保証の範囲内として修理したり、ある時は返金したりして、現状はそれらの問題化は解決済みとのことです。
ただ根本的な問いとして、ここまで頑張って電動アシスト化しなくても、最初から電動アシスト自転車を買ったほうがいいのでは・・・という感もあります。
まとめ
£269+送料£60で、£329(約50,100円)です。
2017/12/16まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/1732543648/make-your-bike-electric-the-new-rubbee-x
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