これAR? iPhoneを使って現実世界で撃ち合いゲームをする Rescape(リスケープ)

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もし自分の住んでいる街で撃ち合いゲーム(サバゲー)をしたらおもしろいのではないでしょうか? 自分のよく知っている場所で建物に隠れたり、隙を見て突撃する、なんてことができたらおもしろそうです。
このリスケープはそれを実現するためのツールです。

実際に動画を見るのがいちばんわすりやすいと思います。00:52から実際に使っている場面があります。
やっていることは撃ち合いゲームなのですが、実際に弾が飛ばないのでどこでもできます。それでいて、ビデオゲームと違って実際に体を動かすというおもしろさがあります。走って障害物の影に隠れるというのはいい運動になりそうです(笑)
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リスケープはARと似ていますが、ARと違ってカメラの画像をそのまま表示しません。起案者はこの新しいジャンルを、リアルとバーチャルリアリティの組み合わせとして、Reality Gaming(リアルティゲーミング)と呼んでいます。

仕組み

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リスケープは、iPhone 5と、それを載せるフレーム、iPhoneに取り付けるレンズで構成されています。
リスケープは現実世界をiPhoneのカメラで取り込みます。取り込んだ画像をゲーム画面に加工してiPhoneの画面に表示します。弾の発射やあたり判定はiPhone上で処理します。
フレームはiPhoneを載せるだけでなく、トリガーボタンと十字ボタンもついています。

位置追跡

これだけだとすごく単純に見えますが、そうではありません。難しいのはプレイヤーの現在位置をiPhone内で特定することです。スマートフォンにはGPSがついていますが、精度は撃ち合いゲームをするには荒いですし、建物内だとトラッキングが難しいです。
リスケープはカメラの画像をリアルタイムで解析することにより、プレイヤー位置を特定します。この技術はSLAM(Simultaneous Localization and Mapping)と呼ばれており、NASAが切り開いた分野です。
このリスケープ、内容が新しいし、使われている画像解析技術もおもしろそうです。
問題点は、対応ソフトではないでしょうか。SDKは無料ですが、ゲームを作るのにはそれなりの時間と手間がかかります。
こちらの光線銃と比べると、複雑だけどその分おもしろい面もあると思います。


リスケープに興味のある方はKickstarterをご覧ください!
https://www.kickstarter.com/projects/1203948132/rescape-fps-games-on-mobile-should-be-more-not-les

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