Feelreal(フィールリアル)は、仮想世界の中で香りを感じられるデバイスです。
使い方
Oculus Riftなどのヴァーチャルリアリティゴーグル。
目に見える景色がすべてコンピューターの中で、ものすごい没入感があります。
しかし基本的には視覚だけです。他の互換でも仮想世界を感じられれば、さらに臨場感が増すのではないか。そうして作られたのが、このFeelreal(フィールリアル)です。
写真に写っている、手に持っているプレートがFeelrealです。これを…
VRゴーグルの下に取り付けます。
すると顔面全体を覆うようになります。溶接用のマスクをつけているみたいで、とてもシュールな光景ですが…。VRゴーグルだけでもはたから見ると妙な感じですが、Feelrealをつけるとより一層変な見た目になっています。
もっともゴーグルをつけて外を歩くわけではないので、これで問題ありません。
VRゴーグルとFeelrealをつけて、手を鼻に近づけると…
Feelrealについているアロマジェネレーターが作動しました。
仮想世界の中では薔薇がありますが、その香りをかぐことができました。目で見るだけでなく、臭いでも仮想世界を体験できるようになります。
カートリッジを挿入できるようになっていて、複数種類の香りを放つことができます。
さらに霧を発生させる機能もあります。
水しぶき、とはいきませんが、水分を感じることができました。ジェットスキーのようなものを体験するときに役立ちます。
さらに振動を伝える機能もあります。大型の機関銃の振動が体に伝わってくるような場面を体感できます。
ヒーターとクーラーも内蔵しており、暖かい風や冷たい風も感じられます。日の照りつける感じや、バイクの向かい風を体感できます。
対応しているVRゴーグルは、Oculus RiftやOculus Go、HTC ViveやPlaystation VRです。ただしこれはVRゴーグルにFeelrealが取り付けられるということであって、ソフトの対応はまた別です。
対応しているSDKはUnityとUnreal Engineです。
アイデアはおもしろいのですが、問題となるのは対応するゲームでしょう。各ゲームが個別にFeelrealに対応しなければ、臭いなどの機能を使うことができません。
以前VRゴーグルに取り付けて、風を感じる体感デバイスZephVRがありました。ZephVRの場合はゲーム中の音に自動で反応して風がでてくるという仕組みであったため、ゲーム側が対応していなくても使うことができました。
しかしFeelrealの匂いの場合は、そうはいかないでしょう。ゲーム側の対応が必要になります。その点が難しいのではないかと思います。
まとめ
お値段は$209+送料$35で、$244(約27,000円)です。
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