レーザーでもテープでもない。手で移動させるだけで測れるメジャー | Moasure ONE(モアジャーワン)

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Moasure ONE(モアジャーワン)は、手で持って移動させて測るメジャーです。レーザー式でもテープ型でもないところが特徴です。

使い方

こちらがMoasure ONE(モアジャーワン)です。テープのメジャーのような形をしています。
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Moasure ONEを測りたい場所に置きます。ここが始点になります。
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そこからMoasureを手に持って移動し・・
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Moasureを置きます。これが終点です。
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するとアプリの画面に、始点から終点までの距離が表示されます。このように、持って移動するだけで長さなどを測れる、というのがMoasure ONEです。
下の画面ではインチ表示ですが、メートル表示にも対応しています。
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先ほどの例ではテープのメジャーでも測れるものでした。しかしMoasure ONEならではの使い方もあります。例えば高い場所で、なおかつ角を経由している場合です。
こういった場合、テープのメジャーで測るのは大変です。角でずれないようにする必要がありますし、脚立などで手が届くようにしなくてはなりません。Moasure ONEなら棒の先につけて動かして測れるようになっています。
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測るのは長さだけではなく、角度にも対応しています。
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あるいは面積であったり・・・
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体積であったりです。
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Moasure ONEはテープのメジャーと比べて柔軟に測れるようになっています。レーザーを使ったメジャーはテープを延ばす必要がなく便利ですが、反射する対象が必要です。例えば下の写真のように、何もない場所の距離は測れません。
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ただ問題となるのは、測定精度です。例えば家具を置くために距離を測る場合、測定結果が間違っていると買ってきた家具が入らない、というとこが起こります。
この点について開発元は、距離を測る場合誤差はたいていの場合0.5%以内である、と言っています。角度の場合はたいてい0.5度以内の精度になるとのことです。これは一回の測定は4秒以内の移動に収めることが条件です。例えば3秒歩いて測定する、などです。
0.5%の誤差は、例えば100cm測った場合、5mmぐらいということになります。家具を測るという用途なら、十分使える測定です。
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測定には、Moasure ONEの傾きの変化を測るジャイロセンサー、移動距離をはかるための加速度計、現在の向きを知るための地磁気センサーを使用しています。
スマートフォンにも同様のセンサーが搭載されていますが、Moasure ONEにはコストと精度の両方を考慮して、可能な限り制度の良いものを搭載したと開発元は述べています。
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今よりも精度を上げようとしたら、ロケットの航法システムに搭載しているようなセンサーを搭載しなくてはならない。しかし大きさやコストの点で今は実現できないとも語っています。
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距離測定時の誤差が0.5%なら、日常生活では十分だと思います。前述の通り家具の配置などです。
ただ本棚を置くときにあけるドリルの穴や、木材を加工するときに長さを測定するような、高い精度が要求されるような用途にはおすすめしないとのことです。あらゆる用途で従来のメジャーを置き換えるというものではない、と開発元は言っています。
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動かして測定するという方法で0.5%の精度が出るというのは、おもしろいと思います。手で持って動かすと多少ジクザクになってしまいますが、そこもある程度補正してくれるのでしょうか。興味深いです。
自分で試すために筆者も一つ欲しいとも思いましたが・・ただ長さってそんなに頻繁に測るものでもないんですよね・・。

まとめ

お値段は£98+£10で、£108(約16,100円)です。
2018/4/20まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/moasureone/moasure-onetm-the-worlds-first-motion-measure-tool

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