Obsidianは、本体価格$99(約11,100円)の3Dプリンターです。Kickstarterでのキャンペーン価格とはいえ、安いです。
日本への送料は$50(約5,600円)です。
使い方
Obsidianは3Dプリンターです。最大の特徴は前述の通り、約11,100円と安いことです。しかし安いながらも、外観は悪くありません。
原料となるフィラメントのリールは側面に取り付けます。
3次元のデータをObsidianにいれて、あとは出来上がるのを待ちます。
出来上がりサンプルとして載っているのがこちらです。写真の撮り方や印刷の設定にもよると思いますが、画像を見ているとなかなかきれいです。
人面樹やポリゴン壺の画像はこちら。こちらも写真を見ている限りではきれいです。
Basicモデルで対応している素材は、PLAです。ABS樹脂を使った印刷は、PlusとDeluxeモデルのみです。ヒートベッドがついてるのがPlus以上の機種になっているためです。PETG、ナイロンのフィラメントにも対応しているとのことです。
Plus以上の機種では、停電で印刷が中断しても、途中から再開できる機能を持っています。コンセントを抜いて印刷をとめても・・・。
またコンセントを刺して、タッチパネルを操作することにより印刷途中から再開することができます。タッチパネルもPlus以上の機能です。
3Dプリンターとして特に変わった機能はついていません。しかしキャンペーン価格とは言え、$99というのはかなり安いです。しかし採算割れしないのか? 結局赤字になって出荷できませんでした、という結末にならないかという点が問題になると思います。
ただこのObsidianの開発元は、2016年にもKickstarterに3Dプリンターを載せています。TRINUSという製品で、今回のObsidianと違って金属製シャーシです。TRINUSも$299(約33,500円)とかなり安く、こちらはすでに出荷されています。
$299の3Dプリンターを製造して、それでもなお$99で作ろうというのですから、勝算あってのことなのだと思います。ここで今回のObsidianが出荷できなければ、今まで作ってきた実績が水の泡になるので、それは開発元としても避けたいでしょう。
またObsidianの試作品を、モニターの方が実際に使って試されています。
・Make Anything // 3D Printing Channel
Obsidian本体に緑色のフィラメントをセットしています。
実際に印刷して動作している場面も入っています。
できあがりました。ちゃんと出力されています。積層間隔は0.05mmから0.35mmです。下の物体が何mmで出力したかはわからないです。
こちらは別のサンプルです。きれいに出力されています。
PlusとDeluxeともにタッチスクリーンがついています。DeluxeのほうはAndroidを搭載しており、Wifiに対応しています。Deluxeはカメラまでついており、印刷中の様子をスマホアプリで見る機能があります。
USB/SDカードによるデータ転送はどちらも対応しています。
まとめ
お値段はBasicモデルが$99+送料$50で、$149(約16,700円)です。
Plusは$149、Deluxeは$249です。
2017/7/29まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/1403065126/obsidian-3d-printer-high-quality-sleek-and-afforda
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