ZEIº(ツァイ)は、タスクの時間管理をするグッズです。サイコロのようなものをひっくり返して使うところが特徴です。
開発元はオーストリアです。
使い方
研究者、クラフトマン、デザイナー、エンジニアなど、時間の使い方を自己管理したほうがいい仕事があります。デスクワーク系全般ですね。
しかし実際にどうやっているかを聞いてみたところ、Excelに手打ちだったり・・
手書きだったりした、とのことです。これでは面倒で続かないとか、おおざっぱになりすぎる、という問題があります。
そこで考案されたのが、このZEIº(ツァイ)です。8面体をしているデバイスです。
使い方は簡単です。たとえば今メールを書いているとすると、メールの面を上に向けて机に置きます。
すると何分使ったかということが記録されます。
ミーティングの時間になったら、ZEIºの面を変えて置きます。するとミーティングに費やした時間が記録されるという仕組みです。
この情報はサーバーに記録され、スマホアプリから見ることができます。
デスクトップアプリからも見ることができます。対応OSはWindows、Mac、iPhone、Android、Linuxの予定です。
しかし時間を記録するだけならば、スマホアプリだけでもできるのではないか・・。スマートウォッチで記録している人もいるかもしれません。実際、ブラウザだけで記録するツールもあります。
開発元もそれは承知していて「そういったツールを置き換えるつもりはない」と言います。
置き換えるのではなく、そういった既存のツールと連携して動作するようになっています。例えばGoogleカレンダーであったり、TodoistやWunderlistのようなタスク管理ツールであったり、JIRAやTrelloのようなプロジェクト管理ツールなどとです。時間管理ツールのTogglもリストに入っています。
またこれらに限定されているわけではなく、今後も増やす予定とのことです。
ZEIºの面はメールやミーティングなどがあらかじめ決まっているのではなく、自分で好きな文字を書き込むことができます。
文字を書き換えたくなったらどうするか? 実はホワイトボードのようになっていて、消すことができます。そのあとでまた好きな予定を書き込むことができます。
あるいはステッカーを貼っても構いません。プリンタで印刷すれば簡単です。
どの面に何を割り当てるかは、アプリから変えることができます。8面のみなので、同時に割り当てられるタスクも8つです。
アプリでは、何に時間を使ったかがタイムラインで見ることができます。
統計を取って、自分の時間の使い方が一目でわかります。
アプリは無料版と有料版のProがあります。ほかのツールと連携させたり、週間レポートを見るにはPro版が必要です。Pro版は月3ドル、年間に直すと36ドル(約3,700円)です。
時間管理はブラウザだけでもできることです。ZEIºは言ってみれば「スイッチ」です。スマホアプリやマウスでタスクを切り替える代わりに、さいころのようなものを自分で触って切り替えます。そのほうが手軽ではないだろうか、というところがメリットでしょうか。
まとめ
お値段は€89+送料€10で、€99(約11,400円)です。
2016/10/26まで支援受付中です。
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