REVOLT(リボールト)は、パラシュート+4枚プロペラで空中を飛ぶ装置です。パラモーターというカテゴリーになります。
開発元はイタリアのミラノです。
使い方
パラシュートとプロペラを背負って走り出しました。
そして地面を蹴り、離陸。
あっという間に大空へ飛び立っていきました。高度10mは超えているでしょうか? 旋回しているところを見ると、風が気持ちよさそうです。
Revoltは、フレームに4つの電動プロペラとバッテリーを搭載したものです。これを背負い、さらにパラシュートを体に取り付けて飛びます。
開発元によれば、エネルギー効率が非常によく、なおかつ短距離で離陸できるとのことです。ヘリコプター方式だと真上に上昇できるので離陸距離はゼロですが、エネルギーが必要です。
Revoltのようなパラシュートを組み合わせた方式だと離陸に距離は必要ですが、パラシュートが浮力を生むのであまり電力を使いません。飛行機と比べても格段に軽く、エネルギーの消費が小さいということのようです。
では陸上の乗り物と比べるとどうなのか? グラフの左側が二酸化炭素排出量で、右側が1kWhで移動できる距離です。グラフを見るとRevoltは二酸化炭素排出量が少なく、電気自動車と比べても1kWhで移動できる距離は圧勝です。
もっともこれは、エネルギーだけ見れば、という話ですが・・。
燃費だけ見れば最強かもしれませんが、安全性に関する疑問も当然でてきます。落ちたら無事では済みませんね。
このことについてはプロペラを4つ搭載しており、3つまで故障しても耐えられる冗長性を持っている、と開発元は述べています。
しかし故障以外で墜落したらどうするのか・・? 一応、緊急脱出用のパラシュートを収納できるようになっているので、うまくやれば脱出できます。パラシュートは自分で買ってきてくださいとのことです。
着陸するときは徐々に高度と速度を下げて・・・
無事着陸できました。これもなかなか難しそうです。速度を下げすぎると真下に落下しそうですし、速すぎるとこけそうです。
ここに至るまでの開発の道のりは平坦ではなかったとのことです。無人のラジコンと違い、人間を載せると重いので、その分推力も必要です。簡単ではなかったと思います。一番必要だったのは試乗するときの勇気かもしれませんが。
Revoltはこんな使い方もできます。一見すると普通の自転車ですが・・
実はRevoltを背負って、プロペラの力で走っていました。これは電動自転車になるんでしょうか、謎の乗り物ですね。道ですれ違った人はびっくりしそうです。
まとめ
お値段は€4,980+送料€50で、€5,030(約583,000円)です。
2016/10/20まで支援受付中です。
コメント
パラシュートとプロペラで空を飛べるなんてすごい!日本でも発売されて欲しいです。
いや・・確かにすごいんですが・・日本で出たら安全性の面でニュースになりそうです(汗