目をあわせるとにっこり。アイトラッキングを使ったVRゴーグル FOVE(フォーヴ)

FOVO1 admin




FOVO1

FOVE(フォーヴ)は、アイトラッキング機能を内蔵したVRゴーグルです。

視線を合わせるとキャラクターがにっこりほほえむ、というようなことができます。

起業者は日本人です。

使い方

FOVEはゴーグル型のディスプレイです。Oculus Riftに近いです。

FOVO11

Oculusとの違いは、装着している人の目線の動きを追跡できることです。

FOVO2

仮想空間内にキャラクターが立っています。緑の丸が今見ている位置です。

FOVO7

キャラクターに視線を合わせると・・

FOVO12

にっこりほほえみました。コンピューター上とはいえ、実際にやるとびっくりしそうです。

Oculusでも首の動きで見ている方向はある程度認識できますが、目線まではわかりません。

FOVO8

アイトラッキングは、ゴーグル内に設置された赤外線カメラによって行われます。

ゴーグル内は暗いので、普通のカメラだと目がきれいに写りません。かといって目にライトを当てると眩しくてしょうがないです。そこで赤外線を使おうというわけです。赤外線は、夜間用の監視カメラにも搭載されています。

FOVO3

視線追跡を使えば、今注目している場所のみを高精細な画像にする、ということができます。周辺部分は低解像度にすることで、注目している部分によりマシンパワーをさくことができます。

人間の目は、黒目の中でもさらに中心部分のみが細かいものを識別できます。文字が読めるのも中心部だけです。このため周辺部分の解像度が下がってもあまり気にならないというわけです。

FOVO4

さらにピントの調節もできます。視点の位置(緑丸)は背景になっているので、手前のアーマー兵士はぼけています。

FOVO5

兵士に視点をあわせると、背景がぼけます。一眼レフの得意技ですね。人間の目に近い、より自然な視界が得られます。

FOVO6

ゲーム用途だけではありません。筋ジストロフィーで筋力が低下している子供がピアノを弾く、という試みもあります。

FOVO9

視線を合わせることでどの鍵をならすかを決めると、ピアノ側がそれに合わせて鍵を下げて音を鳴らします。

このこと自体はFOVEでなくてもアイトラッキングができる機器ならば可能です。ただFOVOはコンパクトなので、アイトラッキング用カメラを設置する場所がなくても使えます。ピアノの前にカメラを置くとなると大変ですが、FOVEなら比較的楽です。

FOVO10

開発者

FOVO13

CEOは右側の小島由香さんです。ソニー・コンピューターエンターテイメント、グリー(探検ドリランドのユニットリーダー)を経て27歳でFOVEを起業しました。

左側は技術責任者のLochlainn Wilsonさん。オーストラリア人です。

問題点

確かにアイトラッキングの使い道は多そうです。しかし開発元も言っているのですが、大きな問題があります。それはゲームなど、ソフト側が対応しないといけないことです。

UnityとUnreal Engineをサポートするとのことですが、デフォルトでできることは限られているはずです。背景ぼかしはできても、目を合わせてにっこりはソフト側が要対応です。

Oculus Riftですら対応ゲームは多くない状況で、さらにアイトラッキングに対応するとなるとなかなか大変です。FOVEが普及すれば対応ソフトも増えるが、そのためにはまずソフトが必要で・・という昔からある鶏と卵の問題です。

もう一つ開発元が言っているのですが、メガネ使用にも問題があります。人間の目を撮影するという都合上、メガネのフレームが小さいとフレームが邪魔になってうまく黒目を追跡できないとのことです。

一部のフレームだけなら仕方ないのですが、開発元は基本的にはメガネ使用を推奨しないとのことです。メガネ利用者は日本海外を問わずかなりいるので、これは難しい問題だと思います。

まとめ

お値段は、$375+送料$50で$425(約51,400円)です。

2015/7/4まで注文受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/fove/fove-the-worlds-first-eye-tracking-virtual-reality

【参考】Kickstarterで支援時、必ず知っておくべきこと


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

Show Buttons
Hide Buttons