個人で使える、電子回路を印刷するプリンタ Voltera(ボルテラ)

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Voltera(ボルテラ)は、電子回路を印刷するプリンタです。

電子回路の基板は、業者に注文すれば作ることができます。しかし試作品の段階だと、仕様変更のたびに毎回発注するのも面倒です。なら自分で回路を印刷できたら便利ではないか? というのがこのVoltera(ボルテラ)です。

既に2400万円集まって目標額を突破しました。

使い方

こちらが印刷している場面。プリンタヘッドが移動して、基板上に回路を載せていきます。

Voltera2

プリンタヘッドを変えることで、2層の基盤も作ることができます。青の部分は絶縁体で、電気を通さない部分です。

Voltera3

青インクの上に、通常の回路を印刷しています。ちょうど高速道路の立体交差のように、ある回路が別の回路をまたいでいます。こうして2層で作ることで、1層の場合より複雑な配線を作ることができます。

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ヘッドの交換は簡単です。インクジェットプリンターのようにヘッドを差し替えるだけです。

Voltera5

印刷には電気を通すインクを使っています。この点は、インクジェットプリンタで電子回路を作れるAgIC Printに近いですね。AgICは紙に印刷するのに対して、Volteraは基盤(PCB)に印刷するというのが違いです。

Voltera6

注意点は、回路パターンは自動で印刷できますが、部品の取り付け(はんだ付け)は手動になることです。現状のVolteraだと、まだそこまで自動化できません。

リフロー機能

回路をプリントできるのは便利ですが、時間がかかります。1層作るのに5分から20分かかり、固まるまで30分かかります。プロトタイプを作るのには便利ですが、大量生産には向かないです。

そこで基板の作成は業者に外注して、部品を取り付ける工程(はんだ付け)だけ行う機能もあります。下の画像は、外注で作った基板にはんだペーストを置いているところです。

Voltera7

これだけだとペーストを置いただけで、部品が固定されていません。そこで熱を加えてはんだペーストを溶かし、固めます。リフローという工程です。リフロー用の加熱機能もついています。ただ温度制御の精度については不明ですが・・。

Voltera8

まとめ

お値段は$1499(約179,500円)です。送料は未定ですが、ヨーロッパへの送料が$80なので、日本へは同じかそれ以上になるはずです。

18万円というのは高いですが、はんだ付けロボットが100万円を超えることを考えれば劇的に安いとも言えます。

2015/3/12まで注文受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/voltera/voltera-your-circuit-board-prototyping-machine

【参考】Kickstarterで支援時、必ず知っておくべきこと


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