上の画像は何に見えるでしょうか? パソコンの筐体に植木鉢を突っ込んだだけに見えるかもしれません。
実はコンピューターで自動制御された温室です。
このMEG(メグ)では、光合成に必要な光をLEDで与え、温度管理や水やりをいちばんよいタイミングで自動的に行うことができます。これにより手間を大幅に削減することができます。
植物工場
こういった試みは植物工場として既に日本でも行われています。またLEDではなく自然の光を使う方法は、IT化ビニールハウスとしてオランダで大規模に進められています。
http://www.nhk.or.jp/sakidori/backnumber/130303.html
MEGは光もLEDで与える、完全な人工環境の植物工場に近いです。その個人版というところです。
機能
・LEDによる光照射
・ファンによる自動換気
・温度測定
・土壌のpH(酸性度)管理
・水やり
・液体肥料の投入
水やり、光など一通りの機能は揃っていると思います。
これらの機能はArduinoという小型のコンピューターで制御されています。値段が安くいろいろな目的に使えるため、Kickstarterのプロジェクトではよく使われています。
MEGはWifi(無線LAN)機能があり、管理をスマートフォンから行うことができます。
植物が入っているところ。ファンは4基ついています。1つで十分な気もしますが、何故かはわからないです。
なおMEGという名前は、Micro Experimental Growing(実験的マイクロ育成)とのことです。
起案者はイタリアのミラノ在住です。
そういえばArduinoもイタリア発です。イタリアもなかなか熱いですね!
https://www.kickstarter.com/projects/yradia/meg-open-source-indoor-greenhouse
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