金属を出力できる3Dプリンターが、ついに個人向けで登場 Aurora Labs(オーロラ・ラボズ)

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Aurora Labs1
Aurora Labs(オーロラ・ラボズ)は、金属を出力できる3Dプリンターです。
従来の個人用3Dプリンターはプラスチック素材が主でした。金属用もありましたが、非常に高価で個人の手の届くものではありませんでした(歯科用途などです)。Aurora Labsは、個人用としてははじめて金属製品を作ることができます。
問題のお値段ですが、$4,499 AUD(約43万円)です。さらに送料は別です。さすがに高いですね。ただ何百万円というレベルではないので、どうしても金属で作りたい理由があるなら、なんとかあり得る値段というところでしょうか。

詳細

Aurora Labsの出力例。コインの細かい模様も出力されています。
Aurora Labs5
ロケットエンジンのパーツを作製したところ。大型版Aurora Labsならこういうものも出力できます。
Aurora Labs2
出力中の場面。ロボットアームにレーザーを取り付け、金属パウダーを溶かします。CO2レーザーでしょうか?
Aurora Labs3
ただ公開されている情報が少なく、信憑性という点ではまだまだ疑問があります。Kickstarterの常ですが、「本当か?」という疑問がつきまといます。 (サングラス掲載取消になった例など)

仕様

作業台の大きさ:  150mm x 150mm x 200mm
解像度: 50-100µm (0.05-0.10mm)
原料の値段は金属の種類によりますが、ステンレスパウダーの場合は1キロ$45AUD(約4,300円)です。これだけ高いと、出力に失敗してしまうと大変ですね!
また使用する場合は、プリンタ内部を窒素やアルゴン(希少なガス)のような不活性ガスで充填する必要があります。

まとめ

Aurora Labs(オーロラ・ラボズ)は、高価ながらも金属を出力できる3Dプリンターです。
金属素材自体が高価なので、あくまでも特殊な用途の3Dプリンターです。進化形ではないですね。主流はこれからもプラスチックだと思います。
2014/10/23まで注文受付中です。

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