現在3Dプリンターは、PLAやABSといったプラスチック素材を印刷するものが多いです。
Discov3ry Extruder(ディスカバリー エクストルーダー)は、プラスチック用3Dプリンターを改造して、シリコーン素材などを印刷する道具です。改造と言っても大げさなものではなくて、3DプリンターにDiscov3ry(ディスカバリー)のノズルを置くという方法です。(後述)。
素材はシリコーンだけでなくて、砂糖などいろいろなものが印刷できます。
これは砂糖で作ったスターウォーズのロゴ。
セラミック素材。
ポリウレタンで作った蜘蛛の巣。ポリウレタンは、スポンジのような素材です。
木材用パテで印刷したもの。素材が固まる前に、形がゆがんでしまうようですね。熱で溶かす方式ではなく、空気乾燥で固めるので、固まるまで時間がかかります。
シリコーン素材。
シリコーン素材の車輪。印刷精度はいまいちですね。かなりおおざっぱです。
木材用パテで印刷。どんな手触りなのか気になります。
このほか、ラテックスも使えます。
設置
Discov3ry Extruder(ディスカバリー エクストルーダー)はこんな感じの箱です。これを3Dプリンターにつなぎます。
3Dプリンターのヘッド部分にDiscov3ryのノズルを載せます。3Dプリンター本来のノズルを外す必要はありません(少なくともReplicator 2Xの場合はそうです)。
ノズルを載せた後は、3Dプリンターの電気系統をDiscov3ryにつなぎ替えます。これで完了です。電気系統つなぎ替えのマニュアルはまだ公開されてないので、具体的にどうやるのかは不明です。
対応プリンターは、MakerBot Replicator(2X)、RepRap、 Ultimakerなどです。
ポリウレタン素材を印刷しているところ。
まとめ
Discov3ry Extruder(ディスカバリー エクストルーダー)は、既存の3Dプリンターでシリコーンやポリウレタンを印刷するための装置です。
既存のプリンターを使えるので安上がり($350CAD=約2万8000円)というのがメリットです。
2014/7/16まで注文受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/structur3d/discov3ry-extruder-do-more-than-ever-with-your-3d
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