SwitchBot Curtain(スイッチボット・カーテン)は、自動でカーテンを開閉できるグッズです。
工事不要で手持ちのカーテンレールをそのまま使えます。
SwitchBotとは
元々のSwitchBotは、2016年にKickstarterに登場したプロジェクトです。スイッチをオンオフしてくれるロボットで、そこからSwitchBotという製品名になっています。
例えば寝室の電気スタンドがあります。スマホアプリなどに対応していません。普通ならアプリでオンオフできませんが…。
SwitchBotをスイッチのところに貼り付けておけば、遠隔で電気スタンドを点灯させることができます。スマホ非対応であってもです。
これがもともとのSwitchBotです。
SwitchBot Curtain
そのSwitchBotに、新たな製品が加わりました。
レトロフィット、すなわち工事なしで後付けできるものの王様、キング・オブ・レトロフィットが帰ってきたと開発元は言っています。自分で王様を自称するのもなんだか変ですが、まあ確かに工事なしで後付けできるというのは便利です。
今回のSwitchBot Curtainは、カーテンを自動的に開閉するためのものです。オリジナルのSwitchBotと違い、スイッチは切り替えません。
SwitchBot Curtainは手で握れるサイズです。設置はとても簡単です。このSwitchBot Curtainを…
カーテンレールに差し込みました。…で、次の手順は?
その次はありません。これで設置完了です。工事不要であることは言うまでもなく、取り付け自体もとても簡単です。ドライバーすら不要です。
あとはアプリを使って動作させるだけです。アプリでカーテンを開ける指示を出すと…
カーテンが自動で開きました。
SwitchBot Curtainがカーテンを押すようにして、開けてくれます。
ただし先ほどのカーテンレールは、バーにリングカーテンを通す方式でした。確かにこれなら簡単そうですが、日本ではあまり使われていません。IKEAなどで売ってはいますが。
この点も考慮されており、日本で一般的なU型カーテンレールにも対応しています。
I字型のカーテンレールにも対応しています。
カーテンレールに差し込む駒の部分は交換できるようになっています。これによりバー型、U字、I字の三種類のカーテンレールに対応しています。
カーテンの開閉自動化グッズ自体は既にあります。ただし設置が面倒であったり、AlexaやGoogle Assistantと言った音声アシスタントに対応していなかったりと、なかなか決定打になるものがありませんでした。
SwitchBot Curtainは設置が簡単、かつ音声アシスタントにも対応、タイマーにも対応と、決定版ともいえるべき機能が搭載されています。
タイマーや音声アシスタントにも対応
SwitchBot Curtainはアプリで開閉するだけではありません。例えばタイマーを設定しておけば、毎朝自動でカーテン開けることができます。
カーテンが空いて眩しくなりました。
そうすると寝づらくなり、自然に目を覚ますことができます。
目覚ましにたたき起こされない、ゆるやかな目覚めができます。ただし確実に起きるため、目覚ましは別途かけたほうがいいです。
自動で朝晩に開閉させれば、留守の時でも家に誰かいると思わせられるかもしれません。ちょっとした空き巣対策です。
音声アシスタントにも対応しており、Amazon AlexaとGoogle Assistantを使って声でカーテンの開閉ができます。「アレクサ、カーテンを閉じて」と言うと…
カーテンが自動で閉じました。手で閉めても大した手間はかかりませんが、こういうのもおもしろいでしょう。ガジェットが好きな人には楽しいと思います。
タイマーで開けるだけでなく、閉めるという使い方もできます。寝る前の時刻になったらカーテンが…
自動で閉まりました。夜更かしせずに寝ることをうながしてくれます。
アプリやタイマーで開閉できるのはいいですが、手動で開けたいときはどうでしょうか。毎回アプリを立ち上げてボタンを押して…とするのは面倒です。
SwitchBot Curtainでは、カーテンをある程度手で開けると…
その動きがトリガーとなって、残りを自動で開けてくれます。
またオプションで、リモコンも用意されています。
リモコンのボタンを押すと、ワンタッチでカーテンを開閉できます。寝ながらカーテン開閉もできてしまいます。
音声アシスタントを使いたくないが、アプリなしで開閉したい。そんな場合に役立ちます。
SwitchBot Curtainには光センサーがついており、日光に合わせて自動で開閉できます。例えば夏の昼間に、日差し対策としてカーテンを閉める。冬の間、室温を上げるために日差しがあるときは自動で開ける、などです。
SwitchBot Curtainは充電式バッテリー動作で、満充電から8か月持ちます。しかし充電するのも煩わしい。そこでオプションとして、太陽光パネルも用意されています。日光で発電することにより、充電なしでの動作もできるようになっています。
ただし、太陽光パネルが光に当たる一致に設置できる場合にしか役に立ちません。レースのカーテンにさえぎられている場合など、日光が十分に当たらない場合もあります。そういう場合には全く充電なしとはいきません。
まとめ
お値段はHub+SwitchBot Curtain 1個のセットが、$99+送料15で、$114(約12,300円)です。
音声アシスタントによる操作にはHubが必須です。両開きのカーテンを両方とも開ける場合は、SwitchBotが2個必要です。
2019/12/2まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/switchbot/switchbot-curtain-make-your-curtains-smart-in-seconds
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