夏の外回りが暑い…そこで首元を冷やすクーラーがあのソニーから登場。見た目は全く普通です REON POCKET

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REON POCKETは、背中の首筋を冷やしてくれる、身に着けるクーラーです。開発元はソニーです。

使い方

地域によりますが、日本の夏はとても暑いです。気温だけでなく湿度まで高いとくればなおさらです。
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そこをなんとかしよう、というのがこのREON POCKETです。いわば身に着けるクーラーです。ウェアラブルデバイスの一種です。
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REON POCKETを使うには、まず専用インナーシャツを着ます。
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そしてシャツの首筋についているポケットにREON POCKETをはめ込みます。
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あとは専用スマートフォンアプリから操作することで、背中側の首筋を冷やすことができます。逆に温めることもできます。
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首元が涼しくなって、夏の暑さを緩和できます。
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体表の温度を測定したものが下図です。左上はREON POCKETを使っていない状態です。左下はREON POCKETをオンにしたところです。首元が冷えているのはもちろんのこと、背中側の温度が全体的に下がっています。右上と右下は温めるモードで試した場合です。こちらも右下の方が背中が全体に温かくなっています。
構造上、エアコンのように体全体を冷やすことはできません。足が暑いとか頭が暑いといったことはREON POCKETでは緩和できません。これは仕方のないところです。もし全身を冷やせるようなシステムにすれば、とても大掛かりになって身に着けるのが大変です。REON POCKETはインナーシャツに差し込むだけ、という手軽さが魅力です。
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冷却と加熱にはペルティエ素子(ペルチェ素子)を使っています。電気を流すことで片面を冷やしたり温めたりすることができるものです。(プロジェクトのページには記載がありませんが、ソニーに問い合わせたところ教えていただけました)
またファンも搭載しています。熱がこもらないように換気できます。
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モデルは2つあり、ライトの方はオートモードや風量調節が省かれています。
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REON POCKETは上からワイシャツを着ると目立たなくなります。身に着けて普通に仕事ができるように工夫されています。夏でもスーツを着なくてはならない営業の人には役立ちそうです。
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今までにも暑さを緩和しようというアイデアはありました。例えばN2は同じくペルティエを使っていますが、首に巻くので少し大がかりでした。
他にも氷を使う物であったり、エアコンと同じように空気を圧縮して冷やすコンプレッサーを搭載しているものもありました。
REON POCKETのいいところは、見た目は普通にシャツなり上着をきているだけに見えるところだと思います。他人からはわからないので、人目を気にすることなく使えます。ここは大きなメリットです。

まとめ

お値段は、専用インナーウェア3枚とREON POCKETのセットで、19,030円です。
インナーウェア1枚のコースもありますが、洗濯する必要があるので、最低でも3枚は必要だと思います。
REON POCKETはソニーが自ら運営しているクラウドファンディングサイトFirst Flightに掲載されています。今回の製品は音楽プレイヤーのようなデジタル機器ではなく、生活家電に近いものです。なかなか珍しい試みですね。
2019/8/19まで支援受付中です。
https://first-flight.sony.com/pj/reonpocket

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