IQ2 Power Meter(アイキュースクエア)は、ペダルの間に挟むことで2万円台を実現したロードバイク用パワーメーターです。
開発元はオランダです。
使い方
自転車の一種であるロードバイク、運動になるということや、疾走すると気持ちいいなどの理由で近年人気があります。
ロードバイクを乗るときにあれば役立つのが、パワーメーターです。自転車のペダルをこぐ力を計測することができます。トレーニングに役立てたり、自分の状態を知って楽しむことができます。
パワーメーターはあれば便利ですがしかし価格が高いものが多いです。方式によって違いますが、例えばクランクを置き換えるものだと10万円以上します。
IQ2 Power Meterの創業者クラントさんは、パワーメーターはぜひ欲しいものの一つだか、高かった、と語っています。そこでもっとサイクリストが手に入れやすいものにできないか? そう考えて作ったのが、IQ2 Power Meter(アイキュースクエア・パワーメーター)です。
パワーメーターにはペダルを置き換えるもの、クランクを置き換えるものなどいろいろあります。IQ2が選んだのは、ペダルとクランクの間に挿入するという方法です。
取り付けにはいったんペダルを外し、クランクにパワーメーターをはめます。その後ペダルを戻して・・・
出来上がりです。
専用スマートフォンアプリと接続し、各種情報を見ることができます。見ることができる情報は、
・トータルパワー
・左右のペダルのパワーバランス(左右両方にパワーメーターをつけている場合のみ)
・トルク効率
・ペダルのスムースさ
・ケイデンス(クランク回転数)
別途心拍を測って、パワーと心拍のグラフを見比べると、どのように自分の状態が変わっていったのかを見ることができます。
値段は、Kickstarterキャンペーン価格で片側が€149(19,800円)です。一般販売時は€199の予定です。片側だけ、もしくは左右両方に取り付けて使うことができます。
安いのはいいが、どうして低価格を実現できたのか? 開発元IQ2によれば、パワー測定方式に工夫をしたためだと言います。
理由の一つは既存のパーツを置き換えないことです。クランクなど既にあるパーツを置き換えようとすると、もともとのパーツの価格+パワーメーターの価格になり、どうしても値段が高くなってしまいます。
もう一つの理由は、センサーの方式です。IQ2はチタンフレームの筐体上に、センサーをフィルムとして接合しています。貼り付けているのではなく、分子レベルで結合しているとのことです。
このフィルムセンサーが基盤に接続されています。
ロードバイクのペダルを踏んで力をかけると・・・
先ほどのフィルムセンサーにも力がかかります。
その結果、センサーがひずみます。これにより力のかかり具合を測定しています。この方式をとることで、価格を2万円ぐらいに抑えることができたとのことです。
ただし、既存のパワーメーターとの精度の比較などは不明です。どの程度の精度があればよいのかは、人によって違ってくることもあるでしょう。だいたいわかればいいという人もいれば、トレーニングのために細かく知りたいという人もいるでしょう。
電池は使い捨てのリチウムボタン電池、CR2032です。日本でもよく使われているものです。
金属部分はチタン製で軽量化されています。重さは片側29.7グラムです。片側だけつける場合は、バランスを取る場合にもう片方のペダルにスペーサーをつけます。
両方につけると、左右バラバラに測定できます。
通信方式はBluetoothと、ロードバイクでよく使われている無線通信ANT+です。
まとめ
お値段はペダル片側用(左または右)が€149+送料€20で、€169(約22,500円)です。
左右セットは€249です。
2018/5/24まで支援受付中です。
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