Square Off(スクウェアオフ)は、対戦相手の駒が自動で動くチェス盤です。まるで幽霊相手のチェスみたいだ、と実際に遊んでみた子供が言っています。
使い方
おそらく世界で最も有名なボードゲームであるチェス。このSquare Offもチェス盤の一種です。
しかし普通の板と違うところは、駒が・・・
手を触れていないのに、独りでに動くということです。ビショップ(角のような駒)がスルスルと動いて前に出てきました。
ハリーポッターに出てくる、勝手に動く巨大チェスみたいだ、という感想を言っている子供もいます。
この勝手に動く駒で何をするのかというと、インターネット上での対局です。スマホアプリで対局相手を選びます。
自分の手番になったときに、自分の駒を動かします。
相手の手番になったときは、自分で動かさなくても勝手に駒が動いてくれるというわけです。もちろんブラウザの画面なりアプリの画面なりで見ても対局はできますが、手触り感、実物感があるという点がメリットです。
それでいて、インターネットのメリットであるいろんな人と好きなときに対戦できるという特徴も持っています。朝起きて一局とか、寝る前に一局とかいうことができます。毎回同じ人相手で飽きたということもありません。
幽霊を相手に遊んでいるみたいだ、という感想も出てきました。目の前に誰もいないのに、あたかもそこに誰かがいるように駒が動いていく・・まさに幽霊のチェスです。
人間相手だけでなく、コンピューター相手に対局するモードもあります。
駒は、底の部分に取り付けられた磁石を使って動かされています。しかしチェスには将棋でいう桂馬のような、他の駒を飛び越えて動く駒(ナイト)があります。
人間が動かす場合はいったん駒を持ち上げれば済みますが、滑らせて動かそうとするとうまくいくのでしょうか・・?
この点も考えられていて、うまく駒と駒の間を通って移動するようになっています。最初から間を通れるぐらいの駒の大きさに設計してあり、よけて動かしているということですね。
ナイトが無事前に出てきました。
自分で対局するだけでなく、リアルタイム観戦モードも用意されています。例えばヒカル・ナカムラ対、インド人のヴィスワナータン・アーナンドというグランドマスター対決を見つつ・・
今行われている戦いと同じ動きを、手元のチェス盤にさせることができます。もちろん手動で動かしても同じことはできますが、こういうのもおもしろいのではないでしょうか。
創業者はインド人です。試作品の段階では、視覚障害のある人向けに作ろうと思っていました。コンピューターの画面を見ることができなくても、駒を触ればわかるからでしょうね。
しかしそれだけでなく、インターネット接続されたゲームの基盤として使えるのではないかということに気づき、現在のような形になりました。
将来的には盤面とアプリをアップデートすることで、他のゲームにも使えるのではないかと言っています。将棋とかもできそうですね。碁だと石の置き場がむずかしそうですが・・。
まとめ
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コメント
将棋やオセロの場合は、表裏があるので、
それをどうカバーするかという課題がありますね。
あー本当だ、たしかにそうですね。チェスの成り(プロモーション)はクイーンの予備を置いておけばいいですが、将棋だとそうはいかないですよね。しかもとった駒も使えますし。
このシステムだと将棋では完全自動は無理そうですね・・。
向かいに座っている幽霊はやっぱりトルコ人なのかな(笑)