10分ごとに起こされる座禅のようなデバイス。これで寝つきの訓練になるって本当?! | Thim(ティム)

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Thim(ティム)は、寝つきをよくするために訓練するデバイスです。しかしその方法が驚きで、なんと10分ごとに起こされるというものです。

使い方

Thim(ティム)は、指輪型のデバイスです。これを指につけて寝ます。
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すると睡眠状態を計測し、スマホアプリに表示してくれます。ここまでは普通です。
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しかし計測するだけでは、必ずしも睡眠の改善につながらない。Thimの開発者はそう言います。
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そこでThimが行うのが、寝てから10分ごとに目を覚まさせる、という方法です。スマホアプリでモードを選択し、眠りに入ります。
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すると1分ごとにThimが振動します。振動に気が付いたら指を振って、Thimに応答します。ユーザーが応答しなかった場合、眠りに入ったと判断されます。
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そして3分経つと、Thimが振動して強制的に起こされます。そしてもう一度寝ます。この寝て起きるという手順を繰り返します。
せっかく寝たのに起こしたら睡眠が悪化するのではないの?!と思いますが、実はこれが「sleep retraining」という睡眠を改善する訓練法だとのことです。
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寝たら叩き起こされる、まるで座禅みたいです。いやこれは座禅じゃないか・・。
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座禅はこっちですね。 画像出典: Wikipedia
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寝て起きることを繰り返すことで、体が寝付くことに慣れる。だから睡眠が改善するのだ。これがsleep retrainingです。とは言えこれだけだと、KickstarterやIndiegogoでときどきある、効果の怪しい健康グッズです。ただ今回は、研究結果があります。
不眠症の患者群に対して、この「寝て起きる」法をした人としていない人にわけて比較した、という研究が論文になっています(英語 Journal of Sleep)。スリープリトレーニングをしたほうが不眠症が改善したという結果が出ています。
論文だから必ず正しいわけでは、もちろんありません。しかしめちゃくちゃな内容だと査読に通らず、論文誌に掲載されません。掲載されているということは、それなりに見るべき点はあると思います。
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リトレーニングモード以外にも、昼寝モードもついています。すごく眠い時にちょっと少し寝るとすっきりしますが、これを行ってくれるモードです。動作は単純で、寝て10分後に起こしてくれます。
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まとめ

お値段は$129+送料$18で、$147 AUD(約11,500円)です。
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