LVL(レベル)は、腕に巻くだけで脱水状態を測り、飲むべき水の量を教えてくれる活動量計です。
使い方
LVL(レベル)は、フィットネストラッカーです。リストバンド型をしており、腕に巻いて使います。これだけならFitBit等と同じです。しかし測る内容が異なります。
暑い場所で自転車を漕ぐ。いい運動になりますが、汗をかくので体から水が減っていきます。
そこで水を飲みます。しかしどれぐらい飲めばよいのでしょうか? 少なすぎると脱水気味になりますし、飲み過ぎるとおなかがたぷんたぷんになります。
そこで出てくるのがこのLVLです。腕に巻くことで、現在の脱水状態を教えてくれます。
画面には水メーターがついており、いまどれぐらい水分補給できているかを表示します。
本体のディスプレイだけでなく、スマホアプリから詳細な情報を見ることもできます。「今日の運動の前に561mlの水を飲むと、パフォーマンスが3から4%上がります」とアプリに表示されています。
脱水だけでなく、心拍数も測ることができます。心拍数自体は一般的な活動量計にもついています。
心拍数はいいとして、脱水状態はどのようにして測っているのでしょうか。開発元によれば、近赤外線を腕に当てることで測定しているとのことです。詳細な仕組みは企業秘密なのか公開されていませんが、医療機器に端を発していると開発元は言っています。OCTとかでしょうか。
測れるというのはいいが、精度はどうなのか・・? 開発元が人間にセンサーを取り付けて検証しています。データは開発元による自己申告ですが、それでもないよりはあった方が遙かにいいです。
下図は脱水状態の測定グラフです。縦軸がこのLVLによる測定結果、横軸は実際の脱水状態です。実際の脱水状態は、血液、尿、体重測定を使った医療業界の標準的な方法(ゴールデンスタンダート)とのことです。
LVLと実際の値が一致していれば、斜め45度の直線になります。グラフを見てみると、ほぼ45度の直線上にデータがプロットされています。
心拍数についても自己検証が行われています。横軸は時間、縦軸は心拍数です。運動に従って心拍数が上がったり下がったりしています。
LVLによる測定と、他の機器による測定結果が、二種類の線で描かれています。両者はほぼ一致しています。
自転車だけでなく、ジョギングなどさまざまな運動に使うことができます。
まとめ
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