BYB Telemetryは、マウンテンバイクのサスペンションを調整するために、センサーで測定するというツールです。
開発元はイタリアです。
使い方
マウンテンバイクは、その名の通り山道などの舗装されていない地面を走るための自転車です。舗装された地面を走るロードバイクと違い、サスペンションがついている、というのが大きな特徴です。
マウンテンバイクは山道を降りたり段差があったりで衝撃がかかります。そのままだと腕などに負担がかかってしまうため、衝撃を吸収するサスペンションがついています。
サスペンションもただつければいいというわけではなく、調整が必要です。柔らかくしすぎても堅くしすぎても乗りにくくなります。個人に合わせて調整が必要です。
そこでサスペンションを最適に調整するために、センサーで測定しよう、というのがBYB Telemetry(BYBテレメトリー)です。マウンテンバイクの三か所に機材を取り付けて走り、データを後で分析できます。
ハンドル上にBYB Telemetry本体を設置します。これがデータを蓄積し、WifiでスマートフォンやPCにデータを転送します。
フロントのサスペンションにセンサーを付けます。
リアサスペンションにもセンサーをとりつけます。
それらセンサーを付けた状態で、マウンテンバイクを走らせます。
そうするとPCでサスペンションの細かいデータを分析することができます。サスペンションが跳ねてしまって十分に衝撃を吸収していないといった状態や、リバウンドが遅すぎる、といったことがわかります。フロントとリアサスペンションの前後バランスがよくない、といったことも調べることができます。
直接体感しづらいが、実は走行に影響しているような要素も、こういう道具を使えばよくわかるのではないでしょうか。
難しい話はいいからサスペンションを調節したいという場合は、スマホアプリがおすすめ設定を教えてくれます。アグレッシブ、バランス、快適というライドスタイルを選択してマウンテンバイクを走らせると、サスペンションをどう調整すればいいか選択したスタイルに応じて教えてくれます。
おもしろいツールだと思いますが、価格が高いというのがネックでしょうか。もっとも、こんな凝ったツールがプロではない個人で手に入るようになったというのも、技術が進歩したなと思います。
まとめ
お値段は€1,099+送料€20で、€1,119(約143,100円)です。
2019/1/17まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/810309052/byb-telemetry-the-professional-telemetry-system-fo
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