SCORKL(スコークル)は、人力で空気入れでタンクに充填して、手軽に水中に潜れるグッズです。準備が簡単なところが特徴です。
開発元はオーストラリアです。
使い方
SCORKLは、タンクとマウスピース(レギュレーター)が一体化した構造になっています。このタンクに空気を圧縮して詰め込みます。
そしてSCORKLを加えて水の中にもぐります。SCORKLをくわえて潜るだけなので、簡便であるというところが特徴です。
スキューバダイビングの場合だと、大きなタンクを背負って潜ります。運搬や準備にも手間がかかります。これに比べるとかなり楽だと思います。 画像出典: Wikipedia
空気をタンクから吸えるので、息が切れるたびに水面に出なくても済みます。素潜りに比べると水の中で自由に動くことができます。
潜る深度にもよりますが、10分程度潜ることが可能とのことです。水深が深くると水圧で空気が圧縮されて、実質的な量が減ります。そのため深く潜ればそれだけ空気の減りが速くなります。
SCORKLに空気を入れるには、専用の高圧空気入れを使います。自転車の空気入れと同じ要領でタンクに空気を圧縮して詰め込みます。
この空気入れは高圧を入れられるように工夫されています。空気は最初、筒の外側に入ります。
ハンドルを押し込むと、空気は筒の内側に移ります。直接タンクに行かず、いったん空気入れの中で別の部屋に移るようになっています。
ここからさらに押し込むとさらに気圧が上がり、タンクに空気が入ります。204気圧程度まで入れられるとのことです。
空気を手作業で入れるのが面倒という場合のために、スキューバ用のタンクからSCORKLに移すアダプターも用意されています。
リスク
SCORKLは確かに手軽です。しかし使う場合のリスクも考えなくてはなりません。
SCORKLはタンクを直接口にくわえて潜ります。例えば、海中でSCORKLを口から落としてしまったらどうなるでしょうか。あるいは故障したりすることも考えられます。いきなり空気を吸えなくなると慌てるかもしれません。海中は危険な場所なので、こういった事前予測も必要です。
スキューバダイビングの場合はタンクを背負うので、簡単には落ちないようになっています。また一つのタンクに空気を吸う口(セカンドステージ)が二つ付いており、緊急時には一緒にもぐっている人から空気を分けてもらうことができます。
マウスピース部分が口から外れた場合に、手で手繰り寄せるという練習もダイビングの講習でします。
SCORKLには簡略化されている分、こういった安全措置はありません。それを考えると、すぐに水面に出られる深さにとどめる、ということは最低限必要だと思います。
まとめ
お値段は538 AUD(約44,600円)です。送料は無料です。
2017/7/8まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/1897301425/scorkl-breathe-underwater-with-total-freedom
コメント
購入に当たってどうしたら良いのでしょう?
今はIndiegogoで受け付けています。
https://www.indiegogo.com/projects/scorkl-breathe-underwater-with-total-freedom-gadgets-technology#/
ただしいろいろなリスクがあるのでご注意ください。
http://www.kickstarterfan.com/ordernotice