Zombait(ゾンベイト)は、死んだ魚をむりやり動かしてゾンビエサにするという、変なグッズです。
zombie+bait(エサ)で、zombait(ゾンベイト)という、ものすごく直球な名前です。
使い方
プランクトンやエビを食べるのではなく、魚を食べる魚というものがいます。例えばマグロやメカジキ、シイラのような大型の魚です。
そういった魚を釣るのには、生きた魚をそのまま餌に使うという方法が最適です。しかしお金がかかったり、そもそも生きたままどうやって釣りに持って行くのか?という問題があります。
そんな問題を解決するために熱心な釣り人によって編み出されたのが、このゾンビベイトです。
左側の男性が手にしている物体がゾンビベイトです。これを死んだ魚の口に魚ねじ込みます。こんなの本当に入るのか?という感じがしますが……。
なんとか入りました。無理矢理ですが……。
後はこれを水の中に入れると自動で動き、死んだはずの魚がゾンビになったかのように泳ぎだします。
尾ひれの部分にご注目ください。
静止画だとわかりづらいですが、確かに動いています。人間の目から見ると、生きているのか死んでいるのかよくわかりません。
動画はこちら。思いっきりグリグリと動いています。かなり強引な仕組みですが、これぞアメリカ流というべきでしょうか。
直線的な動きではなく、Sの字を描くようにリアルな泳ぎ方をしています。
口や体長が合えば、魚の種類は限定されません。
開発者の一人、Rink Varianさんは漁師です。死んだ魚を生きた餌として使えるグッズがないか探し回りましたが、見つけられませんでした。そこで自作することにしたとのことです。
死んだ魚がデザインに使われているという、世にも珍しいロゴマークです。世界中探してもこんなロゴはこれしかなさそうです(笑)
すごく変わったグッズですが、ルアーだって最初は変な目で見られたのではないかと思います。案外これはいいと評価される日が来るのかもしれません。
まとめ
ゾンベイトという名前をつけるところがおもしろいです。さすが世界最大のゾンビ映画供給地でしょうか。ゾンビならアメリカにまかせろ、みたいな。日本人だともっと違う名前をつけそうです。
お値段は$59(約6,500円)です。
2016/1/7で受け付け終了し、目標額に到達しました。
https://www.kickstarter.com/projects/1029637745/zombait-a-robotic-lure-that-brings-dead-fish-back/description
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