アコースティックギターにMIDIコントローラーを追加するグッズです。ギターを普通に弾きながら、なおかつドラムも同時に演奏する、ということができます。曲芸みたいですが・・。
開発元はドイツのベルリンです。
使い方
ギターの表面に黒い部分がありますが、これがACPAD(アクパッド)です。アコースティックギター(エレキではないギター)に貼り付けて使います。
ACPADの特徴は、普通のギターとしてそのまま演奏できることです。
しかし取り付けたパッドを叩くと、ドラムの音を鳴らすことができます。ギターを演奏しつつ、自力でリズムを刻むことができるというしろものです。
さらに上側についているパッドをスライドさせると、エフェクトをかけることができます。
デモ動画はこちら。すぐに実演が始まります。ぜひ音有りで再生してください。
機能
ギターへは跡の残らない弱い接着剤で貼り付けます。やっぱり外したいと思ったときは剥がすことができます。ギターに穴を開けたりする必要はないので、痛めることなく元に戻せます。
ACPADはきわめて薄いため、邪魔になりません。ACPADに指が引っかかったりすると快適に演奏できずストレスが溜まりますが、そういうことのないように工夫して薄くしてあります。
ACPAD自体はコントローラーなので、これ単体では音を鳴らすことはできません。音はパソコンから鳴らします。WindowsやMacにUSBの受信機を差し込むと、ACPADから信号を受信して音を出します。
ACPADはMIDIコントローラーになっています。DTMやDAWソフトを使って、ACPADのボタンに好きな音を割り当てることができます。
接続はワイヤレスとUSBケーブルの両方に対応しています。ワイヤレスで使う場合は前述のUSB受信機を使います。
ACPADのボタンは押す強さによって音を変えることができます。薄さを保ちながら圧力を検知するのが開発する上で苦労したとのことです。厚ければ単なる感圧ボタンにすれば済みますが。
各種ボタン
ACPADにはかなり多くのボタンがついています。単にドラムを鳴らすだけでなくエフェクトをかけたりすることができます。全部使いこなそうとすると大変ですが、とりあえずドラムボタンを叩くだけでも楽しめます。
一番メインとなるのは、サウンドホール付近にあるボタン(タッチパッド)。押したときの圧力を検知します。前述の通り好きな音を割り当てることができます。デモ動画ではバスやスネアドラムを割り当てていました。
上部についているのはプリセット切り替えボタン。ボタンを押したときに鳴る音を切り替えることができます。
このあたりのボタン配置は試行錯誤してかなりこだわったとのことです。位置一つでものすごく使い勝手が変わることは間違いないと思います。
その下にあるのは、パターン録音、再生ボタンです。音のパターンを記録し、ループ再生させることができます。記録は演奏中にリアルタイムで行うことができます。ギターというよりDJみたいですが、こういう機能もおもしろいかもしれません。
プリセットの下にあるのは、スライダー。モジュレーションを割り当ててビブラート(音程を上げ下げすること)効果を与えたりできます。デモ動画ではキュイーーーンというように音程を変えていました。
機能てんこ盛りですね。ギターを普通に弾いた上でこれらのボタンを使おうとすると、相当な集中力を要すると思います(笑)。音ゲーみたいになっちゃうかも。
MIDIコントローラーなので自分の好きなソフトで使えるところもいいですね。Macの付属ソフトGarageBandでも使えると思います。
まとめ
お値段は€249+送料€20で、€269(約35,900円)です。
2015/12/4まで注文受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/588998327/acpad-the-electronic-orchestra-for-your-guitar
コメント