EcoQube C+(エコキューブ)は、水槽+プランターです。魚の出すゴミを植物できれいにするというグッズです。
使い方
2013年、EcoQubeというグッズがKickstarterに登場しました。水槽と植物を育てるプランターが一体化しているというものです。
単に一体化しているわけではなく、実は魚の出す老廃物を肥料として使い、植物を育てるというものです。
2015年、初代の改良版であるEcoQube CがKickstarterに登場しました。デザインの改良や、紫外線ライトをオプションにするなどの変更が行われました。
発想を変えて、部屋の空気を植物を使ってフレッシュな感じにしようという、EcoQube Airというものも作られました。こちらは水槽はありませんが、その代わり部屋の空気を還流させるためのファンを搭載しています。
更に姉妹品として、植物を育てることに特化したEcoQube Frameというものも作られました。こちらは縦置きすることで、最小限のスペースで小さな野菜をたくさん育てよう、というものです。
このような変遷があり、今回新たに作られたのが、EcoQube C+です。以前のEcoQube Cと同じように、水槽+プランターという構成です。
基本的なコンセプトは、以前のものと同じです。魚の出した老廃物で、植物を育てるというものです。さらにその効果で水槽をきれいにしよう、という目的もあります。
魚の体内で使い終わった窒素化合物は、アンモニアとして水槽の中に放出されます。魚の視点から見ると、単なる老廃物です。
このアンモニアが細菌によって硝酸塩に変えられます。それを植物が取り込んで、生物の部品であるアミノ酸などを作ります。アンモニアを有効活用できない動物から見ると、単にゴミを輩出しただけです。しかし細菌と植物はそれらを使って活動できるため、栄養源になっています。
以前のEcoQube Cと今回のC+の違いはいくつかあります。まず大きさです。製品が届いて実際に使った人からは、もっと大きなものが欲しいという要望が寄せられました。
下の写真で、左側が従来のEcoQube Cです。
下の写真で右側がC+です。一回りほど全体のサイズが大きくなりました。
大きくなったことで、育てられる植物の量も増えました。
C+はプランター部分が5つついています。
育てる植物は特に限定されていません。開発元おすすめの植物はgreen onion(ネギの一種)です。栽培が簡単なところがよいとのことです。それ以外にもバジルやミントもおすすめしています。
ただし、開発元としてはできた植物を食べることを推奨してはいません。これは魚のエサは人間が食べることを想定して作られておらず、その水から作った植物が食べられるかどうかは水槽の開発元には保証できないからです。水槽に何を入れるかによって異なってきます。
では植物は何のために育てるのかというと、水から老廃物を取り除くフィルターとしてです。観葉植物という役割もあります。
さらに小さな滝がつきました。上部の植物層から水が落ちてくるところは依然と同じですが、見た目が滝になりました。
これで何か特別なことができるわけではありません。しかしインテリアとして見ると、なかなかよいのではないでしょうか。
初代からですが、LEDライトを搭載しており、窓際でなくても植物を育てることができるようになっています。
ライトの色は変えられるようになっています。
水槽兼、ミニプランターで、さらにインテリアとしても使えるようになっています。初代に比べると見栄えがかなり良くなりました。
まとめ
お値段は$89+送料$17で、$106(約11,900円)です。
2017/12/15まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/kevinzl/ecoqube-c-your-window-to-nature-0
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