PVDF Piezo Film(ピエゾフィルム)は、厚さ0.08mmのスピーカーです。ペラペラのフィルム状になっていて、折り曲げることもできます。
使い方
これがピエゾフィルムスピーカー。一見すると単なる透明なフィルムに見えますが、これがスピーカーになります。
こちらが開発者のHaberkernさん。スピーカーのすばらしさを力説しています。しかし画面端をよーくみると・・。
実はモニターの前にフィルムスピーカーが置いてあり、そこから音声が流れていたのでした。フィルムは透明なので、こんな芸当もできてしまいます。
Haberkernさんは音のデバイスが大好きなようで、超音波で物体を浮かす装置や、真正面だけ聞こえる超音波スピーカーなどを製作しています。
動画はこちら。最初から最後までフィルムスピーカーで音声を流しています。ちゃんと音が鳴るんですね。
フィルムスピーカーを使って実験的に作ったのが、ペラペラのヘッドフォン。実用目的ではないですが、おもしろいですね。
これはアイデア段階ですが、音の出る名刺。インパクトはめちゃくゃちありますね。応用は他にもありそうです。ドアをスピーカーにして、触ったら音が鳴る、というのもおもしろいかもしれません。
今回のキャンペーンで販売しているのは、こちらのフィルムスピーカーキットです。アンプがついているので、スマホなどをつなげばすぐに鳴らせます。また自分で製品を作りたい人のために、フィルム単体も販売されています。
仕様
フィルムなので、折り曲げた状態でも音が鳴ります。ただ曲げ方によっては音が内側に籠もってしまうため、うまく聞こえません。
折り曲げ動画はこちら。
このスピーカーは圧電素子というものを使っています。電圧を加えると収縮する素材です。さらに電気を流すための電極を、圧電フィルムの両面にコーティングしています。
こちらは普通のスピーカー。電磁石で引っ張って紙を振動させます。引っ張るという性質上、ある程度の距離が必要です。圧電素子には引っ張りが必要ないので、薄く作ることができます。
画像元: Wikipedia
フィルムスピーカーの使い道はいろいろありそうです。軽いので天井スピーカーも簡単に作ることができます。床スピーカーもできますね。
スピーカー内蔵の服なんていう変則的な技もできそうです。意味があるかは別ですがw
まとめ
お値段はモノラルのスピーカーキットが、$39+送料$16で$55(約6,500円)です。
大量生産しないと安く作れないため、このキャンペーンのゴール金額は$73,500(約875万円)になっています。これは到達が難しいかも…。
2015/4/3まで注文受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/richardhaberkern/speakers-thinner-than-paper-pvdf-piezo-film-techno
コメント
お世話様です。
中国で色々の用度に使えるため、調べたところ御社を見つかりました。
サイズ別のお値段を知りたいですが、宜しくお願い致します。
你好。请向项目创建者。 But he was concerned about the mínimum quntity of production. It’s difficult to order with a small batch.