GoSun Go(ゴーサン・ゴー)は、太陽熱で調理するアウトドア用グッズです。主にキャンプ、ハイキング用です。
使い方
開発元のGoSunは、2013年GoSun Stoveというものを作り、Kickstarterに載せていました。太陽光で調理できるというグッズです。ガスや電気は使いません。これがなかなか好評でした。
次にKickstarterに載せたのが、GoSun Grillという製品です。前作Stoveと大型化しており、調理できる量が増えました。
さらに太陽光でホットドッグを焼くというグッズも作っていました。こちらはホットドッグのみに特化しすぎたせいだと思いますが、うまくいきませんでした。
そして今回出てきたのが、GoSun Goです。非常にコンパクトになり、ケースが本体と一体化しているので、持ち運びが非常に簡単です。
外のケースを開けると、すぐに本体が出てきます。
真ん中の筒状の部分に、調理したい食材を入れます。バッテリーやガスボンベなどは不要です。日光が当たる場所に置くだけです。
そしてしばらく待つとGoSun Goの中が太陽の光で熱くなり、食材に熱を通すことができます。
あとはおいしく食べるだけです。
食べ物だけでなく、飲み物や水も加熱することができます。汲んできた水を煮沸したり、沸かしたお湯でコーヒーを飲んだりもできます。
液体を加熱してふたを開けたところがこちら。ぼこぼこと泡が出ていて沸騰しています。食べ物より飲み物のほうが加熱は楽かもしれませんね。液体だと中まで火が通らないということはないですし、温度も100度付近で沸騰です。
重さは900gと比較的軽量です。
パイプ部分に入れられる食材や液体の量は、400mlです。小型で持ち運びしやすいがゆえに、あまり多くは入りません。
調理に必要な時間は天候や食材の量によりますが、およそ20分から30分です。最短で10分、最長で2時間ぐらいかかります。
GoSunの仕組みは、一言でいえばビニールハウスです。外からくる光は通すが、中にこもった熱は逃げにくいようになっています。そのため放置するとどんどん中が熱くなります。
外壁の部分は、二重ガラスになっています。ガラスとガラスの間は真空になっているので、外壁から熱が逃げにくいように工夫されています。
ケースの内側部分は鏡になっており、太陽光を反射してパイプ部分に集めます。
反射して光を集めるという構造上、食べ物を入れる部分はパイプ型になっています。大きな食べ物は切らないと入れられないというデメリットもありますが、この方式をとる以上やむを得ないところだと思います。
パイプ部分は日光が反射ではなく吸収されるようにするため、黒い色になっています。可視光だけでなく紫外線なども吸収されるようになっています。曇りの日は目に見える日光は少ないですが、晴れの日ほどではないにせよ紫外線は出ています。そのため、曇りの日でもある程度GoSunで料理できるとのことです。
ただ雨になった場合なども考えて、念のためガスコンロを持っていくような措置も必要なんじゃないかと思います(もしくは雨になったらあきらめて帰るか)。だったら最初からガスコンロだけ持っていけばいいじゃないかと言われれば、確かにその通りです。
GoSunは、あえて日光で料理するという一種の娯楽なのだと思います。そもそも料理するだけなら家のキッチンのほうが楽です。そこをあえてキャンプやバーベキューに行くというのがレジャーですが、日光で料理するというのもそういったものの一つになるのかな、と思います。
まとめ
お値段は$99+送料$45で、$144(約16,100円)です。
2017/11/22まで支援受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/707808908/gosun-go-boil-water-cook-meals-go-anywhere
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