KOOV(クーブ)は、ソニーから販売されている教育用のおもちゃです。
日本国内ではソニーストアなどで販売されていますが、今回は海外向けにIndiegogoに載せてきました。
使い方
KOOV(クーブ)は、ブロックとセンサー、モーターを組み合わせて作ります。
ブロックの組み立て手順は記載されているので、それに従っていきます。全部自力でもいいですが、立体物を一から自分で考えるのは難しいです。
徐々に組みあがってきました。
これで出来上がりです。これだけだと何かわかりづらいですが、実は口を開いているところです。口を閉じさせると・・
カバでした。
これだけだとレゴブロックと違いはありません。KOOVが違うのはここからです。
カバの背面にはKOOV COREというパネルを取り付けます。これが電源を供給したり、モーターを制御したりします。
モーターやセンサーはいろいろな種類のものがあります。これらを先ほどのCOREとケーブルで接続します。
有線接続なのでごちゃごちゃするのが難点です。しかしこの方式にもメリットがあります。モーターなどの各種パーツを無線にするとすっきりはしますが、パーツごとにバッテリーを積まないといけないので値段が上がります。またモーターのように大きな電力が必要なものは、そのぶんパーツごとのバッテリーもかさばります。
またワイヤレス接続が増えると、謎のトラブルが起きやすくなります。有線のほうがトラブルシューティングがはるかに楽です。これが子供向けということを考えると、重要な点です。
ブロックを組み立てて配線した後は、タブレットまたはPCでプログラミングを行います。センサーに反応があったらモーターを動かす、のように条件を書くことができます。入れ子にできるようになっており、ある程度複雑な動作もできるようになっています。
対応しているOSはiPad、Mac、Windowsです。Windowsの場合はUSB、iPadとMacはBluetoothで接続します。
プログラミングが終わったあとは実際に動作させます。先ほどのカバの上で手を振ります。
するとカバが動き出しました。センサーに反応があったらモーターを動かす、という設定です。
今度は後ろの部分を触ってみます。
カバが足をバタバタと開いたり閉じたりしました。
KOOVはブロックで好きな形を作ることができ、なおかつプログラミングもできるようになっているので、いろいろなことができます。しかしその反面、やや難しいのが難点でしょうか。
一方で同じく教育用のおもちゃCubettoは、ぎりぎりまで簡単にしています。非常に直感的で、かつタブレット等は使用しません。そのかわりトロッコを移動させることしかできません。条件分岐などは全くありません。どちらも一長一短ですね。とっつきやすいのはCubettoですが。
ソニーは自社でクラウドファンディングサイト「First Flight」を持っています。ただFirst Flightは今のところ日本向けになっています。今回は海外向けに広めたい、ということで他社のサイトであるIndiegogoに載せたのだと思います。
まとめ
お値段は、Basic Kitが$159(約17,700円)です。前述のカバはAdvanced Kit($444)用です。
Indiegogoでは日本向けに発送していませんが、ソニーストアから購入できます。
2017/8/14まで支援受付中です。
https://www.indiegogo.com/projects/koov-learn-coding-with-robotics-kids-education#/
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