先端に人造ルビーがついた12分間回るコマ、自分の実力では6分間で限界だった

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2014年5月、KickstarterにPrometheus Lambdaという独楽が載っていました。先端に人造ルビーがついていて、12分間回り続けるというものです。
筆者はKickstarterで支援して手に入れていましたので、今回紹介します。
コマ製作者の回転最高記録は12分間です。しかし筆者の実力(っていうのも変ですが…)では6分が限界でした(笑)

Lambdaの特徴

この手回しネジみたいに見える物体がPrometheus Lambda(プロメテウス・ラムダ)という独楽です。
極力長い時間回り続けるように、中心軸はアルミ製、外側の金色っぽい部分は真鍮製になっています。軸の部分はアルミにして軽量化し、運動エネルギーのロスをなるべく下げています。
一方で外側は重い真鍮(銅と亜鉛の合金)にしています。外側は重い方が、多くの運動エネルギーを独楽に与えることができます。軽すぎるとそれだけエネルギーも小さくなるため、簡単に止まってしまいます。
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さらに先端部分は人造ルビーを使っています。赤い色になっていますね。宝飾用ではないので、きれいではありませんが。
ルビーにしているのは、先端は最大限なめらかにするためとのことです。先端に細かいでこぼこがあると回転するときにごくわずかにひっかかり、止まるのが早くなります。
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作者は電子顕微鏡写真も用意して、左側のカミソリより右側のルビーの方が、表面にスムーズだよと言っています。
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コマの大きさは指先でつまめるぐらいです。缶詰と比較するとかなり小さいです。
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重さは25gです。真鍮を使っているだけあって、小さい割に重いです。
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実際に回してみた
ルビーや真鍮はわかったが、実際に回すと々なのか・・? ということでやってみました。その動画がこちらです。


コマを持って・・
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台の上に離しました。最初は回転軸が安定しないのですが・・
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次第に安定して、同じ場所で回転するようになります。
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五分ぐらいで速度が落ちてきて、グラグラし始めます。しかしまだ粘っています。
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最終的に止まりました。だいたい6分ぐらいです。
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コマ製作者が回した動画がこちらです。この動画では10分も回っています。

何が違うのかですが、
・なめらかな土台
・手の筋力
・ブレずにひねるテクニック
のようです。
製作者がなめらかな土台が重要と言っていたので、筆者は鏡を用意してそこの上で回しました。凹型の鏡になっていて、コマが鏡の中心に寄っていくので安定しやすいです。これを使うだけで1、2分変わりました。
あとはひねるテクニックですね。上の動画を見ていると、まっすぐにしたままコマを回しています。力強くこれをやるのが難しいんですよ・・。どうしても斜めになってしまいがちなんですが、それだけでコマのエネルギーが無駄になります。
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机の上でも回すことはできます。回転自体は安定しますが、目に見えないでこぼこがあるようで、鏡に比べると時間は短くなります。
コマの先端がなめめかなため、机の上で回しても全く音は聞こえません。下の動画で入っている音は、PCのファンが出している音です。コマ自体は耳を近づけても聞こえません。

感想

10分は回りませんでしたが、6分までは回すことができました。コマ製作者も「6分は誰でもできる」と言っていたので、こんなものでしょうか。筋トレしたら10分回せるかもしれません(笑)
6分もコマを回して何をするのかというと、特に何もありません! Kickstarterで時々でてくる、何の役にも立たないけど、何となくほしくなるグッズの一種です。こういう謎グッズに製作資金が集まるのも、クラウドファンディングのいいところじゃないでしょうか。

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