SpreadTHAT(スプレッドザット)は、手の温度でバターを溶かすバターナイフです。
バターは冷蔵庫から出すとカチンコチンになっていてすごく塗りにくいですよね。SpreadTHATはそんな悩みを解決する道具です。
SpreadTHATは、非常に熱が伝わりやすい構造になっています。そのため、手に持つと熱がナイフの先端にまで伝わり、バターを溶かしてくれます。
追記: 届いたので実際に使ってみました。
普通のバターナイフだとこうはいきません。SpreadTHATは銅合金を使い、さらに中を空洞にしてより速く温度が伝わるようにしています。
電気や火は使っていないため、子供でも安全に使えます。また、すぐに熱が伝わるのでナイフが温まるのを待つ時間も必要ありません。
普通のナイフで広げようとするとなかなか溶けなくてボロボロにしてしまいますよね。このバターナイフは忙しい朝に便利そうです。
このスタイリッシュな見た目も人気の秘密のようで、世界的に最も権威ある賞の一つである、IFデザイン大賞2014にも選ばれています。
デザインがかっこいいと思います。筆者はバターを使わないのですが、一本ほしくなりました。
ButterUp
同じような目的のバターナイフにButterUpというものがあります(上の画像)。ButterUpは細かい穴を空けるという発想の転換で解決しています。
一方のSpreadTHATは、銅合金や中が空洞のナイフという技術力で勝負しています。中空にしようとすると、金属の成形(鋳造)が難しくなります。
同じような問題を解決するのに違ったアプローチを取っているのが面白いと思います。
まとめ
スプレッドザットは熱伝導を採用した温まるバターナイフです。
お値段は$15+国外送料$10で、$25(約2500円)です。
2014年9月28日まで注文を受け付けています。
https://www.kickstarter.com/projects/that/heated-butter-spreader
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