Hema-Imager(ヘマイメージャー)は、赤外線画像を見るための道具です(サーモグラフィ/サーマルイメージといいます)。スマホやタブレットに取り付けて使います。
赤外線画像をみて何が楽しいのかというと、建物の損傷がわかることです。例えば水漏れであったり、ぐらつき、もろくなっている電気配線などです。建物が大きく損傷してから修理するよりも、先手を打って直した方が安い。だから先に調べておこう、というために使います。
高価な機材は既にありますが、Hema-Imagerは手の届く範囲なのが特徴です。$250(約2万5000円)です。
相当ニッチな用途だと思いますが、52,000ドル(約520万円)お金が集まっています。家を持っていて念のため調べておきたい、という人が結構いるということでしょうか。
動作実験のために、スプーンいっぱいの水をかけたところ。
水をかけたところが青くなっています。ここまでは当たり前です。赤外線でなくても肉眼でわかります。
1時間後。水は乾いたかのように見えます。
しかし赤外線画像ではしっかりと見えています。このように肉眼ではわからない問題を発見するための道具です。
通気口の冷気がカーテンで止まっている様子。
重ね合わせ率を変えた画像。こうやって冷暖房の無駄を発見することもできるんじゃないか?というのが開発者の意見です。うーんなかなか面白い。
対応温度は-45℃から232℃です。200℃や-40℃を測ることはないでしょうが・・。解像度は64×62とかなり荒いです。ただ用途を考えるとこの解像度でも十分でしょうね。
2014/9/8まで注文受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/1075169276/hemaimager-accessible-thermal-imaging-for-smart-de
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