Kickstarter史上2番目に多くの資金を集めたクーラーボックスが頓挫

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Coolest CoolerというKickstarterのプロジェクトがあります。スマートウォッチPebble Timeの次に多くの資金を集めたプロジェクトです。
いろいろと機能のついたクーラーボックスですが、大きな金額を集めたため公式ブログでも取り上げられていました。
・Some Cool Stats on the Coolest Cooler
https://www.kickstarter.com/blog/some-cool-stats-on-the-coolest-cooler
そのプロジェクトが頓挫してしまいました。GIZMODO日本語版で知りました。詳しくはGIZMODOをご覧ください。
・キックスターターで12億円集めて絶賛の嵐→「品物が届かない」と怒号の嵐
http://www.gizmodo.jp/2016/04/kickstarter_coolest.html
主な原因は採算割れです。盛り込む機能が多すぎたために、集めた金額を超えてしまいました。

善後策

仕方が無いので、不足分を追加で支払ってもらえれば、7月4日までに製品を届けることができる。そうプロジェクト実行者側は説明しています。
・4th of July Option
https://www.kickstarter.com/projects/ryangrepper/coolest-cooler-21st-century-cooler-thats-actually/posts/1555402
当然ですが、コメント欄は怒っている人がたくさん書き込んでいます。
正直なところ、このプロジェクトが頓挫するとは筆者は全く予想できなかったです。価格が安すぎたと言われれば確かにそうですが、プロジェクトを見たときにはそこまでわからなかったです。

旅行用の超音波洗濯機も頓挫

さらにGIZMODOの訳者の方によると、旅行用の超音波洗濯機Dolfiも頓挫しているとのことです。
・旅行先で洗濯したい時に最適、超音波のポータブル洗濯機 Dolfi(ドルフィ)


プロジェクトのコメント欄は、返金してくれという怒りのコメントがあふれています。
https://www.indiegogo.com/projects/dolfi-next-gen-washing-device#/comments
ただこちらに関しては、最初から怪しかったと思います。昔書いた文章の引用ですが・・。

問題は、実際に洗ってみたデモ動画がないことです。自己申告でいいので、洗う前と洗った後の比較動画がほしいところです。
しかし実際に製品を触ってない人から見ると、本当に繊維にも使えるのか? と思ってしまいます。

実演動画がないということは、試作品がない可能性もあります。試作品がないとそもそも実現できるのかどうか不明です。さらに製造コストの試算も不正確になり、予算オーバーする可能性がそれだけ高くなります。
DolfiはIndieogogoのプロジェクトですが、Indiegogoの規定では実演動画無しでも認められています。KickstarterとIndiegogoは一長一短ですが、この部分に関してはIndiegogoのデメリットはかなりある、と思います。

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