TerraSphere Zero(テラスフィア・ゼロ)は、一度セットしてしまえば、何年も世話をする必要がないというテラリウムです。
開発元はテラリウム(水槽+地上の植物)といっていますが、実質的には水槽です。アクアリウム・ゼロと言った方が近いと思います。
使い方
TerraSphere Zeroは容器、砂、中で生息する生物などがセットになっているので、用意するのは水ぐらいで済みます。
セット方法を見てみましょう。まず、手吹きガラスの容器に砂を入れます。この容器は、水の蒸発を最小限度に抑えるため、空気を微量ずつ入れ替えるように作られた特別製です。
活性炭を入れます。
水を入れます。
スターター薬剤を入れます。これは、海砂から作られた水のpH値調整剤、ラン藻の一種であるアルスロスピラ・マキシマ、休眠状態のアルテミア属のエビの卵、天然のトナカイゴケを混ぜたものです。
この藻は、pH値が高い水に生息するので、調整剤が必要です。水約470mlに1瓶の割合で入れます。
マリモを入れます。
フタをします。水を蒸発しにくくするためでしょうか。
二、三日たつと、エビの卵が孵化し、スターター薬剤に含まれている藻が十分に生長します。エビは、この藻を食料として育ちます。
藻はトナカイゴケの表面に付着することで繁殖します。藻もコケも、太陽光と水によって光合成を行なうので、エビの餌が絶えることはありません。マリモも光合成を行なうので、手間がかかりません。
メンテナンスなしで鑑賞できる代わりに、中にいるのは藻と極小のエビだけです。人間の目から見ると、若干動きに乏しいですが・・。
魚は酸素消費量が大きいので、水槽の中に電動ポンプ(ブクブク)で空気を入れないと酸欠になってしまいます。酸素をあまり使わない極小エビゆえに、藻だけでも耐えられるようになっています。
楽さをとるか、手間をかけてもいいから魚を鑑賞するか、という違いかと思います。
まとめ
お値段は$62+送料$28で、$90(約1万円)です。
2016/4/9まで注文受付中です。
コメント
藻とエビのみという割り切りが現実味あってよいね!