HEXLOX(ヘクスロック)は、ホイール、ハンドル、サドルなど自転車のパーツをバラす盗難を防ぐグッズです。ママチャリには不要ですが、高い自転車で役立ちます。
開発元はドイツのベルリンです。
使い方
こちらがHEXLOXです。ものすごく小さいですが、これでもちゃんとした錠前なんです。
そしてこちらが鍵です。やっぱりすごく小さいです。
さきほどの錠前を、自転車のホイールを締めているボルトにはめこみます。はめるときは鍵とセットにして使います。
はめ込んで四分の一回転させて・・・
鍵を引っ張ると、錠前の部分が残って、鍵だけになります。これで完了です。
なぜこれでロックになるのか? どうして盗めないのか? ですが、以下の画像のように、ボルト(ねじ)の頭にさきほどのロックがはまっており、ボルトを回す方法がありません。
ボルトを外したくても工具を差し込めないので、どうしようもないのです。
ハンドルだけでなく、サドルや・・・
ホイール部分にも使えます。
自転車のあちこちに使えるよ、と開発者は言っています。ママチャリならわざわざこんなことをする必要はありません。パーツに分けて持っていこうとは普通しないでしょう。
しかし高級な自転車は各パーツも高いので、バラして売ろうとする輩が存在します。自転車そのものをU字ロックで動かせないようにしても、パーツだけばらされる危険があります。それを防ごう、というわけです。
そうは言っても、磁石を使えば外せてしまうのではないか? もしそうなら全く意味がありませんが・・。そこで磁石を取り出して実験しています。
磁石でHEXLOCKを外そうとするのですが、外れません。
ラジオペンチでつまもうとしても、うまくいきません。
HEXLOCKをつけるとき、1/4回転させているところがポイントなのかなと思います。どうなっているのかは公開されていませんが、うまく引っかかるようになっているのではないかと。
HEXLOCKを外すときは、鍵をはめ込んでひっぱると取れます。
鍵の形はそれぞれバラバラになっています。キーコードがあり、その番号と同じHEXLOCKの鍵を持っていないと外せないようになっています。
厳密に言えば、HEXLOCKの鍵を破ることは可能だと思います。そもそもU字ロックですら絶対に安心ではないです。しかし単なるスパナだけでは外せなくなるので、盗む側の時間や手間が増えます。それにより盗難される可能性は下がると思います。
HEXLOCKは、頭に六角のくぼみがあるボルト(下の画像で一番左)に対して使うことができます。右端の画像がはめ込んだ後です。
ドイツでは自転車を持ち込める電車(専用車両まで!)があったりと、なかなか自転車に乗ることが盛んです。このグッズが出てきた背景には、そういうこともあるかもしれません。
関連記事
・ホイールを外して持ち去る泥棒から自転車を守る Nutlock
以前にもNutlockという似たグッズがありました。今回のHEXLOCKは、ホイールだけでなくハンドルやサドルにも使えるところがメリットだと思います。
まとめ
お値段は、サドル用が€21+送料€6で、€27(約2,600円)です。ホイール用もあります。
2016/4/14まで注文受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/hexlox/hexlox-anti-theft-for-saddles-wheels-and-more-made
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