biēm(ビーム)は、バターをスプレーにして塗ることができるグッズです。
開発元はアメリカです。
なぜバターなのか?
開発者のフォアマンさんはバターが大好きです。アメリカでは近年バターの消費量が上がっており、過去40年間で最高になりました。しかしバターの塗り方自体は全然変わってないじゃないか、と言います。
バターを塗ろうとして出くわすのが、固くて塗れないというものです。冷蔵庫から取り出すとカチカチになっています。要冷蔵であるため、常に外に出しておく訳にもいきません。
柔らかいバターも販売されていますが、私はプレーンなバターの味が好きなんだ、と開発者は言っています。日本でも柔らかいバターだけでなく、従来のものも売られています。あの味が好きな人がいるということでしょうね。
無理にパンに塗ろうとするとパンにナイフがささったり・・。誰しもこういう経験はあるんじゃないでしょうか。もっとも、この問題に対処しようとした人も既にいます。
・バターを糸コンニャクのように塗るナイフ
・バターを体温で溶かして塗るナイフ
確かにこれらは解決法になっています。しかしパン以外の場合はどうでしょう?
バターを料理に使うためフライパンに入れた。しかしバターの塊を溶かしているうちに、先にフライパンに広がったバターが焦げてしまった・・。
上記の改良バターナイフでも、これには対処が難しいです。
スプレーで解決
そこで生まれたのがbiēm(ビーム)です。左側に移っている黒い物体です。
biēmは、冷蔵庫でカチカチに凍ったバターをスプレーにして吹きかけます。
フライパンに対しても簡単にバターをまぶすことができます。
さらにはトウモロコシに対してもバターで味付けできます。これはナイフではうまくできないので、かなり有効な使い方ですね! バタートウモロコシが簡単にできちゃいます。トウモロコシの粒を外す必要がないので手軽です。
ポップコーンに吹きかけて、バター味にできます。これもナイフでは塗ってられないです。しかしスプレーだとさくっとできます。
カットした野菜サラダにもバターをかけられます。しかし作った人は本当にバターが大好きみたいですね。なんでもバターかけようぜ、みたいな・・。
biēmには、通常の角バターが使えます。バッテリーが内蔵されており、内蔵のヒーターで溶かしてバターを液状にします。さらに電動ポンプでバターを霧状にして吹きかけるという仕組みです。
biēmは丸ごと冷蔵庫にしまえます。センサーで傾きを認識するようになっており、手に持つと自動で電源が入り、数秒で準備完了します。
ヒーターでバターを溶かすという性質上、予備加熱が必要です。そのためにわざわざセンサーをつけているのだと思います。
洗うときは中を水洗いできます。洗剤も使用可能です。地味ですが、重要な点ですね。
手軽さという点では改良型バターナイフの方に分があると思います。biēmは機械ゆえに故障することもあると思います。
しかしポップコーンやサラダなど、従来やりづらかった使い道にまで用途を広げた、という点はおもしろいんじゃないでしょうか。
まとめ
お値段は$129(約14,500円)です。日本への発送は現状行っていません。
2016/4/3まで注文受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/biemspray/the-biem-butter-sprayer
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