Lumen(ルーメン)は、手で暖めるだけで光るライトです。暖めるだけでいいので、電池不要、充電不要です。
使い方
この指紋認証装置みたいなものがLumenです。というか言われないとライトとわかりませんね、これは・・。
てっぺんの部分がLEDライトになっていて、ここが光ります。
親指で指紋マークのある部分をぎゅーっと押します。周りが明るいので光っているかどうかわかりづらいですが・・。
電気を消すと、この通りばっちり光っていました。
体温で発電して光らせるという仕組みなので、あまり強い光は出ないです。ただ停電で真っ暗になれば、これでも役立つと思います。
屋外で使った場面がこちら。1m以内の距離ならば夜でも見えるぐらいの強さです。ただし体温との温度差によるので、気温が高いと光も弱くなります。
3m先だとさすがに暗いです。
読書するには厳しそうです。
ボディはアルミニウムです。金属特有のずっしり感やテカりがあります。プラスチック成形でも問題ないはずですが、この手のグッズになぜか欠かせない(?)謎のこだわりでしょうか。重さは35gです。
仕組み
Lumenは、体と周囲の温度差を利用して発電し、LEDライトを光らせています。ゼーベック効果と呼ばれる現象で、温度差の場所で電子が移動することにより起こります。
開発者の実験では、体温が36.6℃、室温が27.7℃のとき3Vで15mAの電気が発生したとのことです。
15mAはどれぐらいでしょうか。比較のためにスマホを例に挙げると、スマホをPCのUSBコネクタで充電する場合、5V 500mAです。15mAというのはかなり小さい電流だと言えます。
トリチウムオプションも・・
電力無しで光るのはいいですが、そもそも停電で真っ暗になったとき、このLumenをどうやってみつければよいでしょうか。触れば光りますが、場所がわからなければ触りようがありません。
そこでトリチウムを使い、電力無しで常時光るというオプションも用意しています。下の写真で、オレンジ色に光っているバーの部分です。触ってなくても光ります。
トリチウムは水素原子の一種で、放射性物質です。トリチウムから発せられる放射線(電子)が蛍光塗料にぶつかって光ります。約10年、何もしなくても光り続けます。
トリチウム自体は微量であれば、日本でも認められています。ただここで使っているトリチウムの量が不明なので、基準内かどうかは不明です。もちろん危険な量ではないと思いますが・・。じゃないと開発者自身も困るので。
いつの間にか懐中電灯の電池交換が切れていて、いざ使おうとしたら使えなかった・・。このこのグッズなら、そういうことはないと思います。一応実用性はあるのではないかと。
まとめ
お値段は$35(約4,100円)です。送料無料です。
2015/11/14まで注文受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/940015402/lumen-eternal-flashlight-that-doesnt-need-batterie
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