ORBI Marineは、サングラス型のカメラです。手ぶらで動画が撮れて、しかも前後左右360度撮れます。
使い方
ORBI Marineは見た感じは普通のサングラスです。バッテリーとカメラなどを内蔵しているのでややごついですが、違和感のない範囲だと思います。
そしてORBI Marineをつけたままサーフィンなどのスポーツをします。Marineと製品名に入っているだけあって、防水です。
するとORBIで動画を撮影でき、撮った動画はスマートフォンのアプリで見ることができます。同じことはGoProなどの防水カメラをサーフボードなりヘルメットなりに着ければできますが、ORBIの場合はサングラスだけでいいので手軽です。
サーフィンのようなマリンスポーツに限りません。スノーボードでも…
滑っている視点から見た、迫力のある動画を撮ることができます。
さらに自動編集機能も付いており、自動的に最適な視点に変えて動画を編集してくれます。
撮った動画はそのままスマートフォンで見るのもいいですし、スマホを段ボールのゴーグルに入れるなどして…
より迫力のある映像を楽しむこともできます。ただ、スポーツをしている人の視点で動画を見ると、酔いそうですけどね。臨場感は非常に大きいですが。
スポーツだけでなく、街中を観光しているときにも使えます。カメラを手で持たなくても撮影できるので、手軽です。
カメラはサングラスのフレーム部分に左右と前後4つついており、360度撮ることができます。
リコーのThetaのような、360度撮ってつなぎ合わせた画像も撮ることができます。360度カメラ自体は以前からありましたが、サングラスをかけるだけという手軽さが魅力です。
動画はこちら。右側がORBI Marineで撮った映像です。途中でサングラスをかけている人の視点から、360度映像に切り替わります。
撮った動画は自動でカメラブレが除去されています。電動ジンバル(ブレを相殺するようにカメラを動かす道具)はついておらず、ソフトウェアの処理でブレを除去しています。加速度センサーでORBI Marineの動きを検知し、その分だけソフトウェアで画像を動かして補正します。
自動編集機能では、カメラに映った人物や物体を機械学習で自動検出してくれます。それらの物体がよく見えるように最適な視点にして、動画を編集してくれます。できあがった動画はアプリからそのままSNSに投稿できます。
まとめ
お値段は$249+送料30で、$279(約30,000円)です。
2019/10/18まで支援受付中でしたが、最終的にプロジェクトを自主キャンセルしました。その理由は目標額に到達できそうになかったからです。
開発元によれば自分たちはエンジニアの集団で、マーケティングについてはアマチュアだった。だからうまくいかなかったのだと語っています。十分にお金を集められるという自信をつけてから、プロジェクトを再度立ち上げなおすとも言っています。
アイデア自体はよかったと思います。見た目は普通のサングラスなので周りの目を気にせず使える、かつ手ぶらで写真や動画が撮れるというのは便利でしょう。旅行で使うという明確な使い道と需要もあります。価格も高すぎません。
これらの要素の一つでもかけていると確かに苦しいです。例えばゴテゴテしたサングラスだったら、人前でかけるのはためらわれるでしょう。こういったところを、うまくクリアしています。あとは何かのきっかけで広まれば可能性はあると思います。
https://www.kickstarter.com/projects/orbimarine/orbi-marine-waterproof-hands-free-360recording-eyewear
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