Bionic Bird(バイオニックバード)は、鳥のように羽ばたくドローン(無人飛行機)です。
普通のドローンはプロペラが回転するヘリ型ですが、そこをあえて羽ばたきにしよう、という趣味に走った仕様です。実際、開発者も「私はドリーマーだ」と言っていますw 開発者はフランス人です。
驚きなのが価格で、日本への送料込みで$100(約11,600円)です(明確に日本と書いてあります)。本当に実現できるのか? と思ってしまいましたが、試作品をつくって飛ばしており、コストも把握した上で決めたことなのだと思います。
使い方
翼と胴体だけというシンプルな見た目です。下に置いてある卵は充電器になっています。
1回の充電は12分です。満充電で8分間飛ぶことができます。
試作機を飛ばします。
無事飛び立ちました!
バタバタと羽ばたきながら飛び回っています。目で追うのが大変そうなぐらい飛び回ります。
羽根を動かさずに、グライダーのように滑空することもできます。確かに鳥っぽい・・。
重さがたったの9gなのでこういうことが可能なようです。紙飛行機のような感じですね。
操作はスマホで行います。Bluetooth 4.0を使っており、約100mの範囲で操作できます。
対応OSはiOSです。Androidアプリは開発中で来年になるとのことです。
動画はこちら。1分16秒目から実際に飛ばすデモが始まります。面白いので是非ご覧ください。
中身
Bionic Birdの断面図。前の羽根と、後ろの羽根用にモーターが搭載されています。後ろの羽根は舵にあたります。これで9gというのがすごいですね・・。
ヘリと違ってバランスを取るのも難しいと思いますが、その辺もかなりの工夫がありそうです。
場所に注意
Bionic Birdは飛ばす場所に注意する必要があります。ある程度広く、なおかつ人がいない場所が必要です。
ヘリの場合はゆっくり移動できるので、狭い場所でも飛ばせます。室内ですら簡単に飛ばせます。しかしBionic Birdは鳥形なので、常に動いています。現状では静止(ホバリング)できません。
このためにある程度の場所が必要になります。また重さ9gとはいえ、墜落して目に当たると危険です。人がいる場所は避けた方がよいでしょう。
将来の計画
現在1200万円ぐらい集まっています。プロジェクトが予想外に好評だったため、改良型Bionic Birdではカメラ搭載も計画されています。また羽ばたいて同じ場所に滞空する機能もつける予定とのことです。
ただし今Indiegogoで注文してもらえるのは、これらの機能がついたバージョンではありません。改良版Bionic Birdとして別途販売になります。
まとめ
お値段は日本への送料込みで$100(約11,600円)です。
個人的には、本当に飛ぶのか注文して試したくてしょうがないです。ただ広い場所にまで行くのが面倒だなと・・。
Indiegogoで2014/11/29まで注文受付中です。
https://www.indiegogo.com/projects/bionic-bird-the-furtive-drone/x/8276897
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