PowerUp FPVは、紙飛行機にプロペラをつけて飛ばすグッズです。
さらにカメラを搭載しており、紙飛行機の上から見た世界を体験することができます。
どうしてFPVが生まれたのか?
もしも紙飛行機に乗って空を飛べたらすばらしいのではないでしょうか? PowerUp FPVはそんな夢を少しだけ実現するグッズです。
下の画像は、なぜか紙飛行機が人間の上に乗っかっちゃってますが・・。
今回のFPVの前に、同じ開発元がPowerUp 3.0という紙飛行機にプロペラをつけて飛ばすキットを作っていました。下の画像がPowerUpを搭載した紙飛行機です。
本体は魚の背骨みたいな構造になっています。
Kickstarterに掲載し、1億円以上集めました。
結果は非常に好評で、多くの人が紙飛行機を飛ばして遊びました。しかしこんな意見も出てきました。
「これはすばらしい。でもカメラを積んだらもっとおもしろいんじゃないか?」
「その挑戦、受けた!」 そうして生まれたのが、今回のPowerUp FPVです。前作と違ってカメラを積んでいるところが違いです。
飛ばし方
こちらが今回のPowerUp FPVです。手でつまんでいるところがカメラです。
手で持ってえいやっと飛ばすと・・
紙飛行機からみた視点で、景色を眺めることができます。
なかなか壮観な景色です。人間のように重たいものがこんなふうにゆっくり飛ぶのは普通できないので、まさに紙飛行機ならではと言えるのではないでしょうか。鳥人間コンテストみたいな機材はそうそう用意できません。
動画はこちら。すぐにデモが始まります。
操作とカメラ画像の鑑賞はスマホアプリから行えます。対応OSはiPhone 5.0以上、またはAndroid 4.3以上です。
解像度はVGA、フレームレートは30fpsです。解像度を上げるよりは映像のなめらかさ(フレームレート)を優先したとのことです。
操作するのは面倒だ、鑑賞に集中したい、という場合のために自動操縦モードも用意されています。加速度センサー、角度センサー、高度センサーを搭載しており、勝手にどこかに行かないように同じ場所をぐるぐる回ってくれます。
カメラは手動で向きを変えることもできます。
カメラを後ろに向けると、後ろ向きに進む動画を見ることもできます。おもしろそう・・。
この場合は前が見えなくなるので、自動操縦モード必須です。
組み立て方
FPVを使うには、まず紙を用意します。紙はキットに付属していないので自分で用意します。
紙を普通に折って・・
紙飛行機のできあがり。普通ならこれで終わるところですが・・
FPVのキットを取り付けます。
前回のPowerUp 3.0と同じく、やはり魚の背骨のような構造になっています。重くなるとその分バッテリー容量も必要になってしまうため、最小限度の構造のみもっています。
完成するとこうなります。
好きな紙を使えるので、色も自由に選べます。
ゴーグルモード
FPVは普通にスマホを見るだけでも楽しめますが、ゴーグルで見る方法にも対応しています。
といってもゴーグル型モニターを買ったりする必要はなく、スマホでできます。
段ボール製のゴーグルを組み立てます。段ボールゴーグルはFPVのオプションとしても用意されていますが、市販品でも大丈夫です。Googleも出していましたね。
ゴーグルにスマホを差し込めばできあがりです。
紙飛行機から送られてきた動画が、両目用に表示されます。ただしカメラは3Dではないので、立体感などはありません。
3Dではないのですが、自分の目には飛行機から見た景色のみが見えるようになるため、迫力があります。邪魔な物は目に入りません。
ゴーグルをつけて紙飛行機を飛ばしているところ。これだけ見ると、ちょっと異様な光景ですね・・。
しかし臨場感のある景色が楽しめます。もちろん前述の通り、普通にスマホで見ることもできます。
まとめ
飛行時間は10分、速度は32km/h(20mph)です。
お値段は$179+送料$25で、$204(約25,000円)です。
2016/1/10まで注文受付中です。
https://www.kickstarter.com/projects/393053146/powerup-fpv-live-streaming-paper-airplane-drone
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