Pico C(ピコC)は、家庭でビールを製造するための家電です。
使い方
開発元のPicoBrewは、2015年にKickstarterでPicoというビール製造機を載せていました。今回のPico Cは、その改良型です。
一番大きな変更点は、価格です。Picoの製造で得たノウハウを活かして、コストを下げました。前回がKickstarterキャンペーン価格で$499であったのに対して、今回は$309です。価格差$190(約21,100円)というのは、お金を出す側からするとかなり大きな違いです。
ただし内容が全く同じというわけではなく、今回のCモデルはお試し用の麦原料がついていない、二酸化炭素を強制的に吹き込むアダプターは付属していない、などの違いもあります。オプションでも構わない部分は外した、とも言えます。
使い方は、完全にワンタッチとはいかないものの、まあまあ簡単です。まずPico本体と、右側のタンクに水を入れます。
原料パックをケースにセットします。
ケースを本体に入れます。
後はスイッチを押して、2時間待つだけです。
原料の麦と水が混合されて加熱されます。これで原液の出来上がりです。
中身をステンレスタンクに移し替えます。
タンクにビール酵母(微生物)を入れます。あとは2週間待ちます。
ビール酵母が麦の成分を分解して、アルコールや二酸化炭素を作ります。その結果、麦からビールが出来上がるという仕組みです。時間を短縮するために、二酸化炭素をタンクへ強制的に吹き込むこともできます。ただし今回、この部分はオプションになりました。
出来上がるまで何日待てばよいか、などはスマホアプリから見ることができます。
原料パックは、地ビール製造所との提携でいろいろな種類が販売されています。好きなものを選んで、自分好みの設定にして、ビールを作ることができます。
さらに原料自体も自分でいじりたい。そんなマニアのために、自分で原料配分も変えることができるようになっています。指定した配分で梱包して、PicoBrewが配送してくれます。
法規制についてですが、日本の酒税法では個人であってもビール造りはできないようになっています。
すでに酒税が徴収されたお酒を使って(店で売っている焼酎など)、そこから梅酒を作ることは、個人で認められています。しかしビールを含めて、一からお酒を造るのは認可が必要です。
まとめ
お値段は$309(約34,400円)です。現在はアメリカのみに発送しています。
2017/5/13まで支援受付中です。
コメント