Pilot(パイロット)はイヤホン型の自動翻訳機です。
使い方
CEOのAndrew Ochoaさんは、休暇先で女性に出会いました。しかしその人の母語はフランス語で、英語でのコミュニケーションは容易ではなかった、と語っています。
スマホアプリも試しましたが、話している人の間に壁を立てているようで、いまいちだったと言います。
そこで生み出されたのが、Pilotです。イヤホン型の自動翻訳機です。
Pilotをつけたところがこちら。カラーは赤白黒が用意されており、下の画像では赤色のものをつけています。
実際に二人でPilotをつけて、会話を試みています。
右側の男性が英語で、「フランス語で聞こえますか?」と話しかけます。
すると左側女性のPilot(イヤホン)から、フランス語の音声で翻訳されて音声が流れました。
逆にフランス語で話すと「ええ、フランス語で聞こえました。どうなっているですか?」と英訳されて、右側の男性のPilotから流れました。お互いの母語で話すことができました。
Pilotについているマイクはノイズキャンセリング機能もついており、カフェのような騒がしいところの使用も想定しています。もちろん完璧ではないと思いますが。
最初に対応する言語は、英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語です。対応を計画している言語は、日本語、ドイツ語、中国語(普通話)、韓国語、ロシア語などです。
対応言語は変わるかもしれないとのことです。あまり反響がなかったら、対応しても労力が割に合わないということかと思います。
音声は、まずPilotについているマイクで取り込まれ、周囲の雑音が除去されます。
音声はBluetoothでスマホに送られます。そしてスマホアプリがインターネットを経由して、音声認識と翻訳を行います。
今現在のバージョンではインターネット接続が必須です。もし海外旅行先で使おうと思ったら、旅行先でSIMカードを買ってスマホに刺す必要があります。2017年秋または冬に、オフラインでも使えるようにする計画とのことです。
最終的に翻訳された音声がPilotから流れます。
問題なのは音声認識の精度と、翻訳精度です。翻訳精度に関しては、英語<>スペイン語のように対応関係が明確な言語同士だと、Google翻訳では割とまともな文章が出てきます。PilotはGoogle翻訳を使っているわけではないと思いますが、目安にはなると思います。
音声認識に関しては、ノイズキャンセリングの効果が気になるところです。会話が必要な場合は周りに話し声があることの方が多いと思うので、この有無で認識精度が変わってきそうです。
まとめ
お値段は$199+送料$15で、$214(約23,400円)です。
2016/06/24まで支援受付中です。
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