複雑な同時押しなしで、コード進行を簡単に試せるMIDIキーボード KordBot(コードボット)

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KordBot(コードボット)は、コードを簡単に鳴らせるMIDIキーボードです。
作編曲時に、さまざまなコード進行を試すという用途に便利です。

使い方

楽器のコード(和音)というのは聞いたことがあるでしょうか? 複数の音を同時にならすことで、豊かな音を鳴らす技法です。
例えば下の画像はF majorのコードです。複数の鍵を同時押ししています。 画像出典: Wikibooks
KordBot4.jpg
先ほどのような単純なコードなら、普通に鍵盤を押せば済む話です。しかしもっと複雑なコードもあります。たとえば、黒鍵+白鍵+黒鍵+白鍵みたいな4つ同時ならどうでしょう? 音ゲーならそれも楽しいかもしれません。
しかし曲を作りたいだけなのに、そんな面倒なことはしたくない。もっとサクっと音を鳴らして、いろんなコード進行を試したい。KordBotの開発者はそう考えました。
KordBot3.jpg
そこで生まれたのが、KordBotです。MIDIキーボードになっており、PCやMacなどに接続して使います。
KordBot2.jpg
一見すると普通の鍵盤に見えます。実際、右側の赤線の部分は通常のキーボードです。しかし左側の赤線の部分は、コードの種類(修飾)になっています。
KordBot7.jpg
コードには、major、minor、7(セブンス)、sus(サスペンディッド)、dim(ディミニッシュ)など、さまざまな修飾パーツがあります。これと元になる音を加えて「E maj7」という風に表記されます。
KordBotでE♭ maj7をならしたい場合、「E♭(ドレミのレとミの間)」を押して「Maj7」を押すだけです。複雑な同時押しをしなくてもコードがならせます。
KordBot8.jpg
下の画像で、鍵が赤くなっているところが「E♭ maj7」で押すべき箇所です。指がつりそうです。これがボタン二つで鳴らせる、というところがメリットです。
KordBot10.jpg
さらにKordBot上部には、ツマミコントローラーや、コードを記録してボタン一発で呼び出せるメモリボタン(右上)もついています。シーケンサーみたいですね。
KordBot9.jpg
最終的にこのプロジェクトは、$178,655(約2030万円)集まりました。
普通のMIDIキーボードとして使えるので、互換性の問題をクリアしているところがよかったのかもしれません。操作も普通のキーボード+αなので、なじみやすそうです。

まとめ

お値段は$249(約28,300円)です。
2016/3/23で受付終了し、目標額に到達しました。
https://www.kickstarter.com/projects/islainstruments/kordbot-midi-chord-generator-arpeggiator-step-sequ/description
現在はIndiegogoで随時注文受付中です。
https://www.indiegogo.com/projects/kordbot-music-production-assistant#/

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